歳末の錦市場

改まったお節を作らなくなって久しい。
少人数なので、チョコッと御しるしがあれば良いという割には暮れの市場が大好き。

暮れに一番活気があるのは何と言っても市場です。
その活気が好きで出かけるわけで、買い物が主目的ではありません。
が、気が付けば両手に重い荷物がどっさり。
錦市場で必ず寄るのは「北尾」という丹波黒豆を扱うお店です。
ここで黒豆と栗きんとんはget。
沢山必要な時は作りましたが、今は買います。
そこの２Fでお昼が出来るらしいので早速頂きました。
テーブルの上に大きな石臼が乗っていて、何をするのやらと観ていると黒豆を自分で弾いて、きな粉を作り「みたらし団子」にかけるというもの。
それにしてもテーブルの半分以上を占める石臼の存在は大きすぎるわ。

ちりめん山椒、黒豆、黒豆ご飯、黒豆とーふ、黒豆納豆の天婦羅とお味噌汁。

私は納豆が苦手なんですが、この天婦羅は抵抗なく美味しく頂きました。
それからおもむろに、自分で黒豆を弾いてきな粉を作り、みたらしにかけると、びっくりする甘さでした。
錦市場の中は離合困難なほど人で溢れていたけれど、店内の２Fは別世界。
市場の喧騒からしばし離れて、優雅なひと時も過ごせるのが錦市場と他の市場との違いになるかな。