日々ー19

お盆の最終日になって、道路が空きそうな時間を狙って舞鶴のお墓参りに出かけた。
帰り道、段々雨がきつくなり「おやおや」と思いながら帰りつくと大雨警報が出ていた。
8月になって雨らしい雨が降らなったので小躍りするほど嬉しかった。
ところで、五山の送り火は?とテレビを付けると大雨の中、中継されていた。
ここは雨が降らないで欲しかったな。
お墓参りの後は丹後半島に向かった。
天橋立のある宮津市は灯篭流しがあるとかで会場に向かって車の列が延々と続いていたけれど、私は空いている方でスイスイ。
丹後半島は思ったより近く、金沢に行く距離と変わらない。
ただ、高速は使いにくい。
と、言うのは国道がガラガラだから。
国道を使うと時間はかかるけれど、3時間位のものだろう。
途中、酒呑童子の伝説が残る大江山や安寿と厨子王の伝説が残る山椒大夫の屋敷跡等があって、久しぶりに家人とあらすじを語り合うけれど最期まで覚えてはいなかった。
ただ、「どうしてこんな暗い話を子供の頃に聞かされていたんだろうね」となった。
与謝野街は、丹後ちりめんの里。
子供の頃に母が「丹後ちりめんよ」と言って着物の生地を大事にしていた記憶が蘇った。
黄色地に小花が散らされた縮緬の着物は未だ手元にあるけれど、もう着れる年齢をはるかに超えて、箪笥の奥にしまいこまれたままだ。
たまたま、そんな思い出の地名の場所に来合わせた感じだけれど、母を思い出した。
写真は全て「道の駅食の王国」
関西圏で一番大きな道の駅と言う事で来てみたら、辺鄙なところにあった。
食の王国らしさのない道の駅だった。
ポツポツ降り出した雨に急かされて帰宅に向かった。
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