祇園祭 宵々山
一番暑い時期に京都では祇園祭が始まる。
四条通りはアスファルトの上から熱気が立ちのぼり、コンチキチンの御囃子がごった返す人々の頭の上を通り過ぎてゆく。
祇園祭りの御囃子は、すでに私の風物詩に入っているので、1年に一度は必ずそれを聞きに行く。
そして、この時期に必ず出かけるように中村稔子さんの展覧会が四条通の嶋屋画廊で開催される。
昨日のブログにお早くお出かけ下さいと書きながら、私は二日目になった。
会場を見回すと、津々木さんが創っているはずの洋服が少ない。
案の定、そのほとんどは初日に販売されたそうだ。
中村さんが渾身をこめて染めた布は力がある。
その布で作った洋服が、京都のお洒落な女性に支持されているのは私も嬉しい。
祇園祭には鱧料理がつき物、どこを向いても鱧、鱧
鱧は旨い、まずいがかなりはっきりしている魚だ。
本当に美味しい鱧は一度しか経験していない。
それを食べたのち、鱧のまずいのはすぐに分かるようになった。
祇園祭が終わると、イブの翌日のケーキのように鱧も暴落する。
でも、京都では今の鱧を食べるのをよしとしている。
きなこは祇園祭をまだ知らない。
あら、失礼しました。
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