芸術と食欲の秋

週末に、六甲アイランドにある、神戸市立小磯記念美術館で開催されている「住友コレクション名品展」を観に行った。

住友家の須磨別邸に飾られた絵画の中からフランス絵画と日本近代洋画を厳選して紹介する展覧会だ。
住友15代目当主が明治30年にパリで買ってきた2点のモネの絵は、当時の日本の画家たちに鑑賞の機会を提供し、日本の印象派の始まりとされた。
先の大戦で須磨別邸に飾られていたモネの絵は焼失したけれど、住友の西洋絵画コレクションはモネから始まったといえる。
今回は「フランス絵画と日本の近代洋画の比較を試みる」展覧会である。
モネ、ルノワールと共に藤島武二、山下新太郎等、私の好きな作品が多く見応えがあった。
秋の美術館では翌年のカレンダーを探すのも楽しみのひとつ。
今年は、花森安治のイラストカレンダーを買った。
午後からは大阪に移動。

神戸や大阪の大都会が珍しくテンションが上がる。

紅茶とシャンソン
バルバラを歌うシャンソン歌手の中村芙美さんのご自宅にお招きされて伺った。
大阪の古い商家の面影を残すご自宅に10人ほどのお客様で1時間バルバラをしっとりと聴いた。
シャンソンの後は、紅茶とスコーンを頂きながら、紅茶にまつわるウンチクを紅茶名人からお聞きしたけれど、悲しいかなスコーンが美味しかったこと以外は何も記憶にない。

白山のホワイトロードの紅葉には早かったけれど、白川郷の道の駅で「棒葉味噌」を買ってきた。
盛岡の「ござ九・森九商店」から持ち帰った七輪で炭を起こして棒葉味噌を焼くのは家人の仕事。
お皿とお箸を持って、焼けるのを待つひと時の嬉しい事。
家中に味噌の美味しい匂いが満ちてくるのだから。

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