北海道のガーデン – 真鍋庭園

日本海から帯広駅まで広大な丘陵を走る真っ直ぐな道路がある。
十勝地域はガーデン街道と言われて美しいガーデンが点在するけれどドライブ中に見かける畑や牧場の風景はそれにまして魅力的である。
自然に勝るガーデンをを探すのは難しい、私が何度も通うのは中札内美術村である。
自然な園路、美術館、風景が混然一体となり、園路を辿って小さな美術館巡りをすると北海道に来ていることを実感する場所だ。
コロナの為に7月は土日祝日のみの開園で、今回は一番残念な事だった。
次に好きな所は、「真鍋庭園」のコニファーガーデン(コニファーとは針葉樹の総称)
10数年前、ガーデン街道をめぐって次々に花のガーデンを見た後、おまけで真鍋庭園に寄った。
ゲートをくぐると声を失うほどの感動があった。
それは、ガーデンの価値観が大きく変わった瞬間だった。
見たこともない大木のコニファーが、絶妙なバランスで植えられていた。
形、大きさ、カラーの調和の美しさ。
箱庭ならともかく、大木のコニファーは簡単には動かせないのに日本庭園、洋風庭園、池などを含む2万5000坪の回遊式庭園が出来たのは先人たちの偉業であろう。
園内は、色とりどりの落葉樹や開拓時代からの古木もあって森林浴を満喫できる。
樹木のスケールに、目を奪われるけれど、気が付けばリスが走っていたりした。
7月よりももう少し早いと、花や実の成る植物・宿根草・山野草も咲いている。
何時行ってもこの柳の美しさには魅せられる。
誰もいなかったので木の内側に入った。
ユニークなコニファーを集めた「モンスターガーデン」
ディズニーの映画の世界の様だった。
たっぷりと森林浴をして翌日は富良野、美瑛に向けて出発した。
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