雪国のひな祭りー福井県大野市

福井県の中でも特に雪深い大野市では、一番寒く雪の多いこの時期にひな祭りを開催している。
3月5日までとの事で、天気予報を眺めると期間中に晴れる日は見当たらない。
今日が唯一夕方までは曇りマーク最高気温は8℃との事、今日を逃すと次はない。
前日の積雪は60cmとか。
観光協会に問い合わせると、休館はしないし、道路の除雪は完全であるという返事に安心して出かけた。

家から160km、おおよそ3時間と見込んで出発すると、全く障害になるものはなく夏の道路と同じように、と言うより通行量が少ないだけ予定は狂わずに会場になる道の駅「越前おおの荒島の郷」に到着した。
内部は、広々としている。
雪で建物が分からなかったけれど、全景が見えれば立派で堂々とした美しい建物だろうと察しられる。
お雛様だけでは勿体ないので、大野市内の町歩きのガイドさんも依頼した。
その時の時間配分で「お雛様の鑑賞にはどのくらいの時間を見込めばいいだろうか」と質問すると「15分もあれば十分でしょう」と答えが返って来た。
たった15分の為に雪道を訪ねる価値があるのかと一瞬迷ったけれど、「雪見」を目的に変更するとそれはそれで楽しみになった。

各家庭で不要になったお雛様たちが飾られている。
以前に訪問した新潟県村上市のように、歴史の順に並べてあるというようなものではないので、古いお雛様もなかった。
確かに10分もあれば十分だ。

大野市内に戻って、ガイドさんと合流して市内の町歩きをした。
大野の町の外周はぐるりと寺が取り囲んでいる。
全国に、寺町とよばれるところは沢山ある、身近では京都や金沢だけれど大野市ほど立派なお寺が隣同士に連なる風景は珍しい。

立派な鐘楼があった。
浄土宗善道寺のものだ。除夜の鐘は必ずつくそうだけれど、さぞかしいい音色だろう。

屋根に深々と積もる雪は道路に落とし、道路の雪はトラックで川に運ばれる。
今日は、乗用車よりもトラックが目立つ日だった。
一軒の家の前を通りかかると、ガイドさんと親しい家らしく挨拶が交わされた。
ご高齢のご夫婦が道路の雪の始末をしていた。
しんどくないのだろうかと話しかけると「ここで何十年もやって来た事だから」とサラリとおっしゃる。
90才を越えたご夫婦の答えだ。
「屋根の雪は下ろしてもらうけれど、下ろす人も忙しいので出来る事は自分たちでやっている。」
「健康の元だもの」
なんと清々しいご夫婦だろう。
お会い出来ただけでも、この町歩きは値打ちだった。

町中は、いたるところに湧水がある。
一番大きなお清水で、水を汲んで帰ろうと、水のタンクを持ってきた。
ここの水はホースなどはなく、柄杓で汲むようになっていた。
20Lの水タンクに柄杓で水を汲んだ。
これが今日一番疲れる作業だったけれど、雪の始末をされるご夫婦に比べれば足元にも及ばない。
そう思えば、もっと体は動かせる。

すぐ近くに越前大野城が見えていた。

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