2泊3日の黄山登山|中国旅行

黄山は行きたいけれど、到底私が行けるレベルとは思ってなかった。
他人事のように思っていたけれど、アンケート用紙に関心があるとマークをしていたら「空飛ぶ老人クラブ」の旅行社から電話がかかった。
「えーえー、行って見たいと思ってますけれどね。私が行けるレベルではないような気がしますよ」と返事をすると「ロープウエイで一気に上がりますから、楽に上まで上がれます。山道も少し階段をあがったり下りたりしますがその間は平らな道ですから大丈夫です」と胸を叩いて仰った。

ながーいロープウェイは確かにあった。
4人乗りでドンドン来るけれど、下を見るのが怖いような渓谷の上をひと息に上がった。
なるほど、これは楽に行けるわい。
ところが、ロープウェイを下りると直ぐに始まる階段の連続。

この写真はホテル近くの階段で、この階段を登らないとどこにも行けない。
来る時の下り階段は出掛ける時には、全て登り階段へと容赦なく変わる。

階段を登れない人は駕籠が用意されている。
麓のホテルに大きなスーツケースを預けて、2泊3日用の小さなバッグで黄山のロープウェイを登って来たけれど、この荷物を持ってホテルまで歩くのは無理なようでここで剛力さんに鞄を預けた。
1個が1260円なので往復2520円。

剛力さんはそのバッグを前後に5個づつ重ねて肩に担いで私達と同じ道のりを歩く。

直ぐに目の前に夢にまで見た黄山が現れる。
朝は雲海、昼頃が一番視界が利いて夕方には水蒸気が上がって墨絵の世界へと変化する。

なか日は3回の登山を経験して充実したけれど、ホテルの前の階段をその都度登ら無ければならない。
3回目に登る時はもう慣れて、それほど苦ではなかったけれど、翌朝ロープウェイへ行くのにこの階段がまた立ちふさがった。

2日目のご来光

真っ暗な山道をam5:50のごを来光目指して清涼台へ。5時前から歩き始めた。
懐中電灯で足元を照らしながら先の見えない階段を登ると、直ぐに全身から汗が噴き出した。
前夜、日の出前は寒いのでしっかり着込んでくるように言われていたので、私はTシャツの上にダウンジャケットを着ていた。
ダウンを脱ぎ、首にタオルを巻いてストックを使い、ひたすら登った。
狭い場所に大勢の人が押しかけて来るので場所取りは難しく、体を固定させる場所はなく、足に力を入れて踏ん張るしかなかった。

辺りが急に紅になりまっ赤な太陽が少し顔を出すと、国の違う人たちが一緒に声を上げた。

太陽が昇ってしまうと空の色は急に静かになってしまった。

朝食の為にホテルへ戻り、次のビューポイント排雲亭とその先へに出かけた。

次は昼食に帰り、また次のビューポイント飛来石へ。

この日の一番きついコースだった。
この階段登山は往復10kmも歩いている。

昨日ロープウェイを降りた時、遥か彼方に見えていた飛来石だ。
「明日はあそこまで登ります」と言われても他人事のように聞こえていた。

多分二度と来ることは無いだろうと思うと、去りがたく最後になるまで居残って目に焼き付けた。

翌朝は、am7:00から黄山を下りて西湖へ向かう。
朝早かったので、雲谷ロープウェイへ行く道の途中には雲海が見られた。

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