気の短い日本人

見ごろになった、梅花空木をひと枝だ切って部屋に飾った。
実は、バラの開花以上にこの花の開花は待ち遠しかった。
先日、ニュース23(?)で「気の短い日本人」というコーナーがあった。
信号の変わるのを待ちかねて渡ってしまう。
あと、どのくらい待てばいいのかを示す信号にしたら効果があるとか(歩いて渡る方も安心感があります)セルフレジにして能率がよくなった、といったレポートがされていたように思う。
スーパーのレジで何分待てば、遅いと感じるかなどは興味があった。私は人の列よりカゴの中身で列を決めている。それでも現金の受け渡しに差があったりで当たり外れがある。上手くいくと嬉しいという密かな楽しみがある。
5品以下のセルフレジは大歓迎である。
海外は少数品レジはめずらしくない。海外視察に度々出かけているはずのスーパーの方はなにを観ているのだろうかと予々気になっていた。
今後このようなレジが増えると、買い忘れをした時にそれだけの為に行列の中に入る苦痛から解放される。
トイレの並び方、金融機関の待ち方等々海外で経験して「なるほど」と感心していたが何時の間にか日本でも根付いている。
短気が能率を産み、能率重視が経済を動かし右肩上がりの時代から、景気の転換期を越えた時代の能率主義はゆとりの時間を産みますかね。ゆとりの人生に慣れないまま、生き急ぎ時代になるのかも知れません。
子供の時から「早く、早く」とせかさせれて育ち、お受験をこなし、成果主義の中に暮らしていけば「のんびり」しているだけで「かわりもの」といわれ、「いじめ」まである社会で、生きていくのは並み大抵ではありません。
能率、成果を求めた結果が今日の日本人を短気にした源ではないでしょうか。
私自身、時間を気にし、何かに追われるように過ごしている。
自分を解放させることが苦手なのかもしれない。家人は、解放し過ぎと思ってると推測しますが…。
ますます短気になり、スローライフに憧れている。

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