秋の夜長のコンサート

秋の夜長のコンサートで「かんじる比良ー2008秋」はフィナーレです。
かんじる比良期間中は大勢の方にお越し頂きましてありがとうございました。
お月見コンサートの時とは違い夕方になるとお寺の境内はひんやりと闇に包まれましたが、本堂の中は立錐の余地もないほどの方にお越し頂きました。
小学生の子供さんも沢山見えて、アットホームなコンサートです。
1部 三大寺佐織さんの箏独奏 デイブレイク
お箏というと、着物で優雅にかき鳴らすというイメージが一新させられました。
洋装の三大寺さんは華奢な指先から、突如オーロラを出現させ、壮大な空に色とりどりの光のカーテンが出現し、空を駆け巡り次第にそれは黎明になり夜が明けていく。
この音色が箏から発せられていることが信じられない迫力で迫ってきました。

この曲が始まっても、まだお客様がおみえになり、立ち見も出来なくなりました。
外でも聞こえるからと本堂の外にでましたが、扉一枚あるだけで、音の共鳴は半減してしまいます。 残念
中のお客様にも大変窮屈な思いをお掛けしてしまいました。
2部のほっとらいんさんの時にはステージ部分を小さくして全員何とか中で聞ける状態を作りました。
ほっとらいんさんは比良ではおなじみで地域の方々とは打ち解けて、曲の合間の掛け合いは品の良い夫婦漫才を彷彿とさせます。
ヨシ笛とコカリナを奥様が担当、ご主人のギターが伴奏で曲を盛り上げます。
楽器がお互いを助け高められるのは、ご夫婦でなければ叶いませんね。
ヨシ笛の高音のビブラートがさえ渡り、心にしみる秋の夜長のコンサートそのものでした。
里の秋、赤とんぼ

そして、アンコールの時は三大寺さんと共演された尺八の山本玉仙さんに呼びかけて「アメイジンググレイス」を共演されました。
「リハーサルの時に思いついて合わせてみたらこれが上手くいきましてねえ」とほっとらいんの平尾さんはおっしゃいますが、すっかり帰り支度の山本さんは大慌てです。
それでも気持ちよく応じてくださり、太い尺八とか細いヨシ笛、それを支えるギターの演奏。
思いがけない演出でしたが、お客様にはびっくりアンコールになりました。

かんじる比良の最後に1部と2部の演奏者の突然のコラボレーションに司会のほっとママは胸を熱くしていました。
一寸のきっかけが次の輪に繫がるのが「かんじる比良」です。
5日間のイベントが終了しました。
比良はこれから紅葉が始まり冬の季節を迎えます。
四季折々が楽しめる比良へ、またお出かけ下さい。

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コメント

    • sazanka
    • 2008年 11月 04日

    お疲れ様でした。
    比良の方々ってすごいですね!
    新旧の方々が力を一つにして こんな大きな町おこしが出来る。 すばらしいことですね。
    会う人ごとに こんなことをしているのよって宣伝したくなり しゃべっています。
    夕べも 行きたかったんですよ~。
    また お邪魔しますね。
    すこし ゆっくりしてくださいね。

    • skog
    • 2008年 11月 04日

    sazankaさん
    お褒めの言葉を頂けるところまではマダマダですよ。
    びわ湖の反対側からのお客様が声をかけてくださったのは貴方のお陰だったのですね。
    ありがとうございます。

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