潮工房を訪問 ‐ 丁寧な説明に感服|小西 潮,江波 冨士子 ‐ ガラス作家|神奈川

10月11日の明け方三浦半島にある、小西 潮と江波 冨士子さんの「潮工房」に出かけた。
ドライブ時間を6時間と見積もって午前10時の約束をした。
ジャストタイムに到着した私たちをお二人は玄関前で迎えてくれた。
ドアを開けると「犬は大丈夫ですか」と聞かれた。
「大丈夫より好きです」というと柵の中にいた甲斐犬ミックスのすみれちゃんが挨拶に現れた。
真っ黒で凛々しく大人しい、きなことは大違い。
しばらく私たちについたきなこの匂いを嗅ぐと大人しく座ってしまった。
工房の釜の前では、二人のお弟子さんがガラスの塊を坩堝の中に入れていた。
ところが体を私たちに向けて「こんにちは、○○○」ですと、フルネームで挨拶をされた。
ドアを開けた瞬間に感じた空気は今までに経験がない気持ちのいいものだった。

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2Fのご自宅の一角に江波さんの作業場があるのでどうぞと、誘われてお邪魔すると
綺麗に片付いたワンルームだった。
その隅にある江波さんの作業場はひと坪ほどだろうか。
たくさんのガラス棒が整然と並び後ろにはファイル類が並んでいた。
「江波さんのホームページで拝見した猫ちゃんのグラスが忘れられなくて・・」と言うと
「猫ちゃんは作った事ないですねー」
「ええっ?」ホームページを立ち上げて「これは蜂で下は蜂の巣で・・」
「あらーー失礼、私には猫ちゃんに見えたんですよねー」
すると、後ろの棚から1冊のファイルを出して原画を見せてくれた。

私の失礼に少しも嫌な顔をせず、原画を見せてくれる江波さん。
そして、いかに整理されているか分かる迷いのないファイル出し。
何かの本で頭の中と「部屋は同じ状態と思っていい」という文章を読んだことが、
あるがまさにその通りだった。
仕事のできる人は違う。
忙しい手を止めさせた事だけでも恐縮しているのに、小西 潮さんや二人のお弟子さんも加わって、
江波さんのお点前でお茶を頂いた。
贅沢なガラスづくしのお道具だった。
「ガラスだけはふんだんにありますから」と笑わせてくれる。

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小西さんは、色々な資料と本を気楽に出してガラスの技法を丁寧に説明したくれた。
本当は一日中いて、作業の様子も見たかったけれど、そうもいかずお昼時にかかってしまって
大急ぎでお暇した。
早起きも、長距離ドライブも気にならない満足感で心が満たされた。

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