高橋 とみえさんとの出会い|紡ぐ・織る・編む・縫う仕事展
skogをオープンした時は工芸のギャラリーにしようと思っていた。
経験もなく、ただ工芸品が好きと言うだけの無謀なスタート。
オープンして数か月過ぎた頃、滋賀の作家さんに声をかけて「志賀の作家展」を開催したら、沢山のお客様がお見えになって、どうにかskogの体裁が出来上がった。
そして「森っぽ」の作家さんとの思い出はそこから始まる。
ニット作家の高橋 とみえさんが、ある日新聞を片付けようとして「skog」の記事を見つけ、電話をかけてきた。
「志賀の作家展」の後、年末年始でのんびりとした時期だった。
新米店主なので、作家さんからのアプローチも勿論初めての経験。
モジモジ、ドキドキしながらお会いしていたのだろう。
人の手が作り出すものは、全て物語があり人生がある。
だから、手編みのセーターを見せて頂いた時は、その美しさに驚いた。
もう何十年もセーターはデパートで買うものであった。
一目づつ色々な模様に編み込まれたセーターを見せて頂いて「高橋さん、お母様、義姉様の3人展にしましょう」と展覧会はすぐに決まった。
そして、高橋さんとの初めての企画展は、2007年3月19日から22日まで「伝えたい母の編み物」として開催し大好評で新しいお客様が増えていった。
それがきっかけで、現在の7人の作家さんと次々に繋がることになった。
おひとりずつのきっかけは、今でも鮮明で忘れることはない。
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