岐阜の名物ウナギに牛肉時々富有柿 ③ ―うなぎ

岐阜と言えばウナギは外せない。美味であり、しかも手頃な価格で楽しめる土地柄である。岐阜には名の知れた中華料理店もあるが、一度訪れたきりで、その後は高価すぎてどうにも足が向かない店であった。手ごろな割烹は日曜休みときている。あれこれ理由を挙げるうち、「ならばウナギでよいではないか」という流れになったのは、ごく自然の成り行きである。
向かったのは、評判の㐂多川である。行列必至と聞いていたが、時間をずらしたためか、驚くほどすんなりと席へ案内された。オーダーは初めから「うな丼」と決めていた。並は三切れ、上は四切れとメニューにある。近ごろは、いくら美味といえど量は控えめでよい。女性陣は並、家人は上を選んだ。

供された丼は小ぶりであるが、三切れのウナギは丼が小さい分、むしろ大きく見える。
タレはやや甘口であるが、しつこさはなく、調和がとれていた。量もまことに適度で、無理をして食べきるのではなく、「美味しい」と感じる瞬間のまま終えられる満足感があった。
家人の注文した上丼は器からして異なり、より重厚であった。四切れのウナギは存在感がありながらも、決して多すぎることはなく、家人にとっても理想的な分量であったらしい。
焼き上がりを待つこと三十分、黙々と食べ進めることさらに三十分。時計を見ると、ちょうど一時間が過ぎていた。腹も心も満たされ、次なる目的地へ向かった。
そこは明日のBlogに譲るとしても、想像をはるかに超えるていた。
この日の締めくくりとして申し分のない体験となった。
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