芸術家の仕事

きなこの散歩のついでにSさんちに寄ってみた。
「あ―いいとこに来たわ―。一寸見てよー」と玄関に招かれた。
銀色に光る、ルナリアのドライフラワー。
ルナリアの生花
2年生なので花が咲くまで2年間、ドライに作るのに1年間、合計3年がかりの作品だった。
開花は春で、その後、円形の莢(果実)ができる。
莢は扁平で直径3cm前後。
最初は緑色をしているが、成熟すると薄い茶色に変わる。
その後、莢(果実)の外皮が外れると半透明で銀色に見えるようになる。
このことから銀扇草という名前がついたらしい。(花咲おまささんの花図巻より)
莢の薄い膜を破るのが大仕事らしい。
本当にお見事だった。
私は彼女の家が大好きで行くたびに刺激を受ける。
古材に掛けた花器には、正月用の餅の花がたっぷりと入れられていた。
お正月には餅の花が良く似合う。
自家製では餅が大きくなって上手くは出来ない。
ついでにこちらも―と招かれてトイレに。
天井につるされたアジサイ
綺麗な色を残したまま吊るされていた。
その横にSさんの手作りのペーパーフォルダー
玄関には手作りの庭箒
大きな筆のように見えるけれど、とても使いやすいそうだ。
束ねてくくるのが一番重要だろう。
刺激的な日だった。
雪が降っても雨が降っても、何かを作っている人だ。
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