突然のお別れ
夕食の支度をしていると、滅多にかからない家の電話がなった。
家人の兄の死を知らせる電話だった。
何の予兆もなく、いきなり腹部動脈瘤破裂で逝ってしまった。
こんな悲しいお別れがあるだろうか。
家人のすぐ上の兄で、一番気が合っていた。
弟思いの兄で一番お世話になった。
家人は実感がないと言って呆然としている。
「交通事故みたいなものだ」と言って諦めきれない気持ちを無理に押さえ込もうとしている。
残されたのは義姉と一人息子、お嫁さんと2才の孫。
息子さんのご挨拶が胸にしみた。
「私たちは5人家族でした。父がいてくれたから家族が楽しく過ごせました。」
義兄は本当にそんな方だった。
おおらかで優しく家族思いだった。
今年は親しい人を失う年だろうか。
8月には大事なお隣さんと、長くお世話になった下宿のおばさまを見送った。
涙の乾く暇がない。
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