家族間通話

姉ハハは1週間音信不通にするとかなりの確立でへそを曲げる。
時々ランチに誘うのがコツでもある。
さて、そんなこんなのランチの時、姉ハハはいった。
「来月から私とあなたの携帯の通話料は無料になるらしいわねえ」
[うそっ、有り得ないって、あなたはdocomo 私はauだもの」
「??家族でしょう」
「相談なく携帯買ったじゃない。会社が違うのよ」
「だけどあの時は親子じゃなかったけれど、今は親子じゃないの」
「戸籍じゃなくて、同一機種が肝心なの!!、役所じゃないからね。家族は自動的に無料になるというものではないよ」
「じゃーあなたdocomoに変えなさい」
姉ハハが携帯をスーパーで買ったのは確か80歳を目前にした頃だった。
私が持ち歩く携帯を欲しそーにしていたけれど、私に相談なくサッサと買ってきた。
おまけに待ちうけ画面は自分の写真ときている。
兎に角行動的なのだ。
私の姉だから不思議はないけれど。
毎朝、駅まで新聞を買いに行くのを運動にしている。
新聞をよく読む人だ。
水戸黄門と同じくらいニュースもよくみる。
一寸外れていてずっこけるけれど、かなり良いところも見ている。
テレビを見て「この人嫌い」とつぶやく。
私も嫌いなタイプかも。
私に良く似ている姉ハハである。
と、すると私の20年後を既に見せてもらっている事になる。
嬉しいような、悲しいような。
なんとも、複雑な心境である。

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