ニコニコ介護を忘れかけていた

姉母が救急搬送されて明日で1週間になる。
その間私を悩ませたのは「どこで看取るのか」と聞かれることだった。
しかも、今決めないと今夜かも知れないくらいの緊急度だった。
看取る場所は「自宅、病院、施設」の中から選択せよというもの。

自宅で看取るのが一番手厚いと勧められる
けれども可能なのだろうか
自宅で看取る事を拒否する事は人道に反するのだろうか。
我が家では無理と思うけれど10%位看なければならないという思いが頭をよぎる。
ネットを検索したり看護師の友人に聞いたり、本を読んだり、2人の医師に面接相談をした。
そして、自宅介護は無理という結論を出した。
姉母は未だトイレに行くのでその介助で私が潰れるというのが多数の意見だった。
看護師の友人はもっとはっきり言ってくれた。
「自宅介護はまず、夫婦喧嘩、次が家族喧嘩、家族離散貴女は無理無理、いいカッコしない方がいい」

療養型病院は前回書いたように姉母には早すぎる。
普通の病院では治療をしないのだから入院は出来ないと断られるのも理解できる。
そうなると、施設にお願いするしかない。
今週は、施設とそういう話で協議書を交わさなければならない。

施設では異変があった時に救急車を呼ぶか呼ばないかが分かれ道になる。
息苦しそうだったら酸素を入れてあげたい。
けれどその情が安らかな死を妨げるとも言われる。
痛みがあればモルヒネだって使いたい。
死に至る苦しさか、誤嚥肺炎の酸素不足か誰が見分けるのだろうか。
誤嚥肺炎なら点滴で回復してくる。

実は、姉母は至って元気なのだ。
食欲もある。
その姉母に明日がないような取り決めをしなければならない毎日が私を悩ませ続けている。

私の基本は「ニコニコ介護」だったと思い出した。
すると、今日はやけに元気が出て体が軽く動いた。
久しぶりにスーパーでどっさり買い物をした。
すると、姉母も怖いくらいに絶好調なのだ。
それが又怖いのだけれど。

ニコニコ介護に自分を戻すと心が軽くなつた。
施設のヘルパーさんも姉母がどこに行くのかと気になっているけれど聞けない状態のようだった。
「ここの施設は、ご入居の方も職員さんもみんな知っているので、姉母は最期までこちらでお世話になりたいわ」
ふと漏らしたら、若いヘルパーさんが「ホッとしました。そう言って下さると私は嬉しいです」と涙を浮かべて下さつた。
施設にはやんわりと療養病院か自宅介護を勧められている。
新設の施設だけに荷が重い事は分かっているので、ヘルパーさん達は転院して欲しいだろうなーと思っていた。
この言葉は思いがけなかった。

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