ターミナルケアって?

一昨日、施設の主治医と話をして昨日は日赤の主治医の診断を受けた。
朝10時から夕方4時まで車いすで辛抱強く待つ一日で、私も姉も疲れ果てた。
姉のレントゲン写真を見ると「生きているのが不思議」と主治医は首をひねった。
姉を診察室から待合室に移すと主治医は私を呼んで「残り時間は少ないと思って下さい」と話を始めた。
「あなたとお母さんがあまり熱心だから言いにくかったけれど、心臓が硬くなってポンプ機能を果たしてないのでこれ以上の水が溜まると急に停止する事がありますし、全体的には老衰です。」と告知された。
「これからはターミナルケアと考えて下さい。」

今日、姉母は施設でパーマをかけてもらった。
見た目の姉はいたって元気。
食事テーブルの皆さんに「とても素敵」と言ってもらって上機嫌だった。
写真にしてみると、かなりやつれを感じる。
体重は浮腫みによって入院時よりも増えている。

去年の大腿部骨折の手術直後の写真と比べると10ヵ月は姉母にとって厳しい歳月だったのだろう。
姉母は、気分も悪くないし食事も美味しいので自分の容態が悪いとは思っていない。
私も、主治医達に何度も引導を渡されているけれど、どこか信じられない気持ちがある。

姉母の施設は「看取り」は出来ないので医療を考えれば他の施設を探さなければならなくなった。
今までは、そんな時は病院に入院するものだった。
けれど、姉母は回復の見込みや積極的な治療法もないので入院は認められない。
釈然としないけれどそれが現実。
特養では夜間は手薄になるから、介護施設を探した方がいいとアドバイスを貰った。

今の施設に「急変した時は救急車で日赤に運んでください」とお願した。
周りに知った顔があるのが今となっては一番いいだろうと思う。
けれど、日赤は数日過ぎると「安定しました」と帰されるでしょうね。
そんな相談を施設長にしていたら主治医は「救急車で行ったら帰ってきません」
私も積極的治療はしませんと言っている以上分かっているけれど胸の内は複雑だ。

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