痴呆の始まりって?|姉母の看護日記

姉母は、入院が2ヵ月を超えて体は随分とよくなったけれど、頭に少し変化が出てきた。
時々「あれっ?」と思う事があったけれど、
この頃は看護師さん達に「少し痴呆が見られるようになりました」と言われるようになった。
それは、大抵は見逃される程度の事なのだけれど。

「歯磨きする」「今したよ」「あら、そう?」
「顔を洗ってない」「洗ったよ」「そうかなー?」


そんな日々の中、
「ちょっと困ることが起きました」と病院に声をかけられたのは今週の月曜日だった。

「自分で起きだして、靴を履こうとしていました。そこで発見したから良かったけれど、
当然靴は履けないのですから頭を下げて転べば、今日までの努力が無駄になります。」

最近かなり上手にベットから足を下して座れるようになっていた。
姉にすれば、迷惑をかけたくないと言う気持ちもあって、自分でトイレに行こうとしたのだろう。

姉はこの時の事を「『トイレに行きたい』と言ったら
『3人待っているから少し待てますか』と言われ、『はい』と言ったけれど待てなかった。」と
私に話した。

なので、その話が妄想だったとは思えないけれど、病院では要注意になったようだ。
その事もあって、ベッドの降り口にセンサーがセットされた。

そこに座ると、コールがナースステーションに自動的に届く。
そのことを伝えて「勝手に起き上がらないように。」と、月曜日にしっかり言ったけれど、
その事は全く「記憶にございません。」
今日は私が目を離した時に起きだしてコールが鳴り響いていた。

そこでもう一度、センサーの事を説明したけれど全く受け付けようとせず、
自由をさせない私に「早く帰りなさい」とすごい形相で怒った。


私はクッションに当たり散らす、きなこの気分になった。

自宅から離れると高齢者にはこの傾向が顕著になり、段々と痴呆に進んでいくと言われても、
どうしていいのか分からない。
今日が何日とか、リハビリは何時に何をするのかはしっかり分かっている。

今が痴呆の始まりなのだろうか?
どうすればいいんだろうか。。。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

skogBLOG内の記事検索

カテゴリー

過去の記事

生活・文化の情報収集

ブログランキングで生活・文化関連の情報を収集できます!
ページ上部へ戻る