姉母リハビリ棟へ|姉母看護日記

空梅雨から大雨になった。
猛烈な雨足に、出足が鈍るところだったけれど、朝一番から病院に行った。
今日から姉母は、同じ階のリハビリ棟にベッドを移すことになっている。
相当、不安だったらしいけれど東病棟の看護師さんにお礼を言って、涙を浮かべていた。
本当に良くして頂きました。
けれど、また近いうちにお出かけ下さいとは言えないお別れ。
昨日までは、急性期病棟で今日からはリハビリ棟となり、院内でも転院扱いとなる。
今までは全て手を貸して頂いた日常生活を、見守りだけで極力自分ですると言うのが
リハビリ棟の一番重要なこととなる。
姉母は勝手が違うのに相当戸惑ったようだ。
お昼も私が行っているから介助しようとしたけれど、それは断られてナースステーションで
見守られながら自分で食べると言う決まりらしい。
それと、家族がいると甘えが出るので余り来ない方がいいですと注意された。
なるほどー。
ちょっと可哀そうな気がするし、私の方が気にして行きそうな気がする。
今日のリハビリは、お手玉をひとつづつ隣の缶に移したり出したり。
肘を支えてもらわないと指先が震えて中々出来なかった。
後ろで支えて頂いているけれど、バーに摑まって2往復できた。
いきなり出来たわけではなく片足づつ様々な動きをした後で歩いてみようかと
上手に誘導して下さる。
休憩する時は、「もう直ぐ、初めての赤ちゃんが生まれるんだよ」と愉しみな話をして、
気持ちをそらさない様にもして下さる。
療法士さんと個人的な気持ちを共有するのは大きな励みになるようだ。
姉は、彼が朝からカレーを食べている事や、奥さんが既に実家に帰っていることまで知っていて、
赤ちゃんが生まれる頃には私も歩けるようになると答えていた。
急性期病棟からリハビリ棟に転院すると、同じリハビリ室を使っても理学療法士は替わりますと
説明されて、それもショックのようだった。
ここでも、涙がポロリ。
頼りきっている人との別れは誰だって寂しいものだけど、病院だからね。
早くお別れしましょう。
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