MRIに映らない不調 ― 診断の外に置かれた違和感

腰が特別痛いわけではないし、歩けない訳でもない。
けれど、足に確かな違和感がある。
MRIを撮っても、はっきりとした所見は見つからない。
医者も首をかしげるばかりだ。
それ以前、私はこう言われていた。
「膝に水が溜まると、そういう症状は出ますよ」と。
なるほど、と納得した。
実際に水を抜き、ステロイドの注射も受けた。
これでこの不快さから解放される――そう思った。
しかし、現実は違った。
症状は一向に改善しない。
水が溜まるということは、炎症が続いているということだろう。
そう考えて湿布を貼った。
ところが、3日ほどで目の周りが腫れてきた。
昨年、徹底的に検査をして「アレルギーはない」と言われていたのに、
瞼はぷっくりと膨れ上がった。
湿布は諦め、週に一度の注射に切り替えた。
私も期待したし、医師も期待してくれていた。
それでも、症状は変わらない。
そこで、ふと思い出した。
「以前、脊椎に狭窄があると言われたことがあるのですが、関係ありませんか?」
そう尋ね、改めてMRIを撮った。
だが結果は同じだった。
多少の狭さはあるものの、「症状が出るほどではない」と言う。
けれど、現に症状はある。
この食い違いに、どう折り合いをつければいいのだろう。
とりあえずという形で、
腰部脊柱管狭窄症に効くという薬が処方された。
正直、新しい薬には抵抗があった。
それでも覚悟を決めて飲み始めた。
2日後、また瞼が腫れた。
ただ、昨年のような痒みはない。
乗り越えるしかない、と飲み続けると、
腫れは次第に引いていった。
しかし――
1週間経っても、症状に変化はない。
1週間で効果が出るとは思ってない。
そう自分に言い聞かせながら、飲み忘れないよう続けている。
先の見えない治療だ。
いったい、私の腰椎はどうなっているのだろう。
軽すぎて「病気」として認められない狭窄なのか。
それとも、まだ名前のついていない別の何かなのか。
狭窄症は恐ろしい――そう聞く。
だからこそ、本当のことを知りたい。
見えない原因と、名前のつかない不安の中で、
私は答えを探している。
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