キャンディーズの想い出

キャンディーズ、田中好子さんの告別式で流されたご本人のテープに胸がいっぱいになった。
弱々しい声から、病状の重さが伝わった。
可愛い人のイメージ、お母さん役をしていたと聞くと「ええ・・」と驚いたが思えばそのくらいの年齢になっていた。
私の中では当時のまま止まっているけれど。
「病気に負けてしまうかもしれない」と自分の容態を知った上で、自分の事より、被災者に心を寄せていた。
告別式には沢山のおじさんが涙を流して参列されていた。
彼らはまぎれもなくキャンディーズ世代。
他所眼も気にせず、子供のように泣いて見送るおじさん達を笑えない。
幸せだったと言うスーちゃんの旅立ちを見送ろう。
キャンディーズ全盛時代、私は富山と京都を行き来する日々だった。
未だ北陸自動車道のない時代に、富山と京都は遠かった。
福井県敦賀市から琵琶湖に沿って、湖西路を京都まで下る。
カーラジオからは繰り返ししキャンディーズの曲が流れていた。
「お引越しのお祝い返しも出来ないうちにまた―ですか」
と言う所では、私の事じゃなかろうかと思ったほど、一体感を持っていた。
最近は北陸自動車道で金沢に行くけれど、「お引越しの~」と今でも頭の中で曲が回っている。
田中好子さんのご冥福をお祈りいたします。

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