片付けの深淵

ひま時間が出来て、片付けを始めた。
永年気になりつつ手を出せない片付け、私の場合はパソコン内の片づけだろうか。
icloudの写真が常にover気味なのだ。
写す時は夢中になった動画も見直すことは無いと分かって消去したらいっきに軽くなった。

猛暑の日々
あらゆるものを引っ張り出しては洗濯をする。何しろすぐに乾くから楽しくて仕方がない。
洗剤を液体からジェルボールに替えたのも、心境の変化。小さなシミが落ちたのに気を良くしている。

調理用具の汚れが目に付く。
包丁、ハサミの切れ味が気にかかる。
毎日何かひとつ解決する。

昨日は、家電の取説の整理をした。
ガスレンジを買った時に、何気に見ていたら、知らなかった用途があるのに気づいて取説を読まないのは勿体ないと思った。
洗濯機や、冷蔵庫、掃除機等はどれも似たり寄ったり、買い替えて改めて読むという思いは全くなかったけれど、冷蔵庫の取説を読んだら、色々と細かく調整することが出来ると知って損した気分になった。それに製氷水のフィルターは3年で交換すると書いている。
知らなかったなぁー。
直ぐにポチッと買い物サイトへ、今日届いて交換したらフィルターって白だった。白じゃなくなって久しかった。
知らず知らず片付けの深みに「ハマり」かけていると感じている。

「暮らしの手帳」は年間購読の愛読書だけれど、買って積読。
忙しい、読む時間がない。と思っていたけれどいえいえ実は時間は使いようたっぷりある。
最新版から読み始めた。

「みらいめがね」を読んだら、私そっくりの人がいた。
「ハマる感覚」と書かれているが、動画で部屋やクローゼットをひたすら掃除して片付ける動画にハマったのだそうだ。
真似てやりだすと「過去の自分の散らかしを片付けているだけでなく、未来の自分をサポートしているような感覚を得られた。」そうだ。
それこそ、それは片付けの極意。

次は「手放す」「揃える」
部屋を使い易くすると言う段階に入る。
無印や山崎実業あたりでお金をかけずに使い易く改造していくのを目指していたが、動画では配信者の自慢欲を充たしながら、受け手に羨望を埋め込み消費欲を刺激するものもあるそうだ。
それらをポチポチしていたら消費社会に隷属して多くの諭吉が旅立ったそうだ。
けれど、筆者はそれを後悔しているわけではなさそう。
仕事の効率は上がり部屋も綺麗になった。
そして、大きな危険性が残った。

「まだ綺麗になるのではないか」「もっと便利に出来るのではないか」「買うべきものはないか」「欲しいものはないか」効率化への強迫観念と消費の快楽が体に深く刻み込まれた。
と書いている。
もっと、もっと、もっと理想はエスカレートする。

ハマるを超えると「中毒」になる。
私は筆者によく似ている。
動画を観てはいけない。
そういえば先日のamazon祭り、結構焦って買い物をした感がある。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

skogBLOG内の記事検索

カテゴリー

過去の記事

生活・文化の情報収集

ブログランキングで生活・文化関連の情報を収集できます!
ページ上部へ戻る