五郎治殿御始末 ‐ 浅田次郎

「五郎治殿御始末」は丸の内丸善で買って帰りの新幹線で読んだ。
この本は幕末が明治に変わった時代の物語である。
大昔ではない、せいぜい私の祖父か曽祖父の時代の話である。
今から150年前に時代の潮目に居合わせた男たちが武士から人間に戻る途中に何を思い、何をしたか興味深く読ませてくれた。
それにしてもこの人の本は心の芯に迫ってくる。
浪曲の世界なのかもしれない。
人をほろっとさせる、憎き著者である。
泣きたい時はこの人の本を読むと、泣きたい気持ちを代弁してくれて泣くのも忘れて読みふける。
心の隙間を狙ってするすると入り込む。

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コメント

    • sazanka
    • 2007年 3月 03日

    家人さん 退院も間近になりましたね。
    小袋は よくあるようです。
    家も腸にあって 3・4年前入院しました。
    憩室炎というのでした。少し年をとってきたと言うことのようです。
    貴女の腰もひどくならなくて良かったですね。
    あまり動き過ぎないようにと言う警告かもしれませんね。
    比良の山も動き始めている頃でしょうね。
    近代美術館の志村ふくみさんの展示会 今2期目 いろいろな面ですばらしいですね。3期目は 横浜の友人も見に来ます。紬 いいですね。

    • skog
    • 2007年 3月 03日

    sazankaさん こんにちわ
    近代美術館は志村ふくみさんの展示会でしたか。
    最近気づけば美術館はご無沙汰続きです。
    余裕が無いようではダメですね。
    家人は来週に退院できると思います。
    小袋ちゃんと共存です。
    共栄する事はなさそうですね。
    足の引っ張り合いになりそうですよ。

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