古着屋総兵衛影始末 ‐ 佐伯 泰英

植え替えをした、クリスマスローズが咲きました。

ふと手に取った本に のめり込んでいる。
「古着屋総兵衛影始末」
この本は、全11巻から成る。
日本橋の富沢町から大伝馬町にかけては、1603年、徳川家康の時代に始まり明治14年頃まで古着の町として栄えた。
作品の舞台は1609年、5代将軍徳川綱吉の時代。

佐伯が「慶長見聞録」や「江戸語彙」等に記された古着の町を舞台に「水滸伝」に登場するような英雄豪傑達の活躍を江戸に具現化したものである。 (解説から引用)

時代小説の醍醐味は登場人物の立ち居振る舞い、気配り、日本的な礼節のが読者の心をとらえている。
解説を読みながら、こんなに引き込まれる理由を教えられた。
弱きを助け悪を懲らしめる、勧善懲悪は分かりやすいと言えば分かり易く、軽く読み飛ばす事も出来る。
そして、総兵衛の活躍が鬱積する気持を晴らしてくれる。
登場人物は美男美女、衣装は豪華、舞台のしつらえは申し分ない。
地震、津波の映像を繰り返し流すテレビを切って読みふけっている。

異心―古着屋総兵衛影始末〈第2巻〉 (新潮文庫)
抹殺―古着屋総兵衛影始末〈第3巻〉 (新潮文庫)
停止―古着屋総兵衛影始末〈第4巻〉 (新潮文庫)
熱風―古着屋総兵衛影始末〈第5巻〉 (新潮文庫)
朱印―古着屋総兵衛影始末〈第6巻〉 (新潮文庫)
雄飛―古着屋総兵衛影始末〈第7巻〉 (新潮文庫)
知略―古着屋総兵衛影始末〈第8巻〉 (新潮文庫)
難破―古着屋総兵衛影始末〈第9巻〉 (新潮文庫)
交趾―古着屋総兵衛影始末〈第10巻〉 (新潮文庫)
帰還―古着屋総兵衛影始末〈第11巻〉 (新潮文庫)

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