あきない世傳金と銀(2)早瀬篇 ‐ 高田 郁
暑い日が続くと読書も進まない。
図書館への足も遠のき、書店廻りを始めたのも9月に入ってからだ。
そして高田 郁著の「あきない世傳金と銀」の2巻目に出会った。
第1巻「あきない世傳 金と銀 源流篇」は2月だったので半年ぶりになる。
嬉しくて睡眠不足になりながら読み終えた。
私の中で今一番注目の作家が高田郁である。
不思議な感性の持ち主で、心の襞を書かせたら高田郁の右に出る人はいないだろう。
どのページからも文字が飛び出してくる。
最後のページが見え始めると、もう3巻が待ち遠しくなる。
貧しくも賢い娘が、奉公先の呉服屋の御寮さんに迎えられる所から、急激に物語が展開を始める。
筋立てに緩急があり、読み飽きるとか中だるみをするとか言う事は全くない。
朝の時間を気にしなければ、一晩で読める。
ただ、勿体な過ぎて読み惜しみをして読了した。
3巻も発売しました
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