過去の記事一覧
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図書館で1年半待つより、メルカリで買うという選択──『潮音』購入体験記
2025.6.3
詳細を見る久しぶりに近所の書店を訪れたところ、宮本輝の新刊『潮音』4巻が平台に並んでいた。 『流転の海』を夢中で読みふけった日々を思い出し、今回の新作にも心が強く惹かれた。 しかし、1冊…
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blank page 空っぽを満たす旅ー内田也哉子著
2025.5.24
詳細を見る『blank page 空っぽを満たす旅』は、俳優・樹木希林とミュージシャン・内田裕也という、あまりにも個性の強い両親のもとに生まれた内田也哉子が、人生のなかで感じてきた空白や違和…
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大橋鎭子の影を追って
2025.4.27
詳細を見る大橋鎭子が九十歳にして初めて著した自伝を読み始めたとき、睡魔はたちまち消え失せ、一睡もできないまま読み耽ってしまった。それほど深く、心を打たれた。 『暮しの手帖』は、子供の頃…
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小さな痛み、大きな気づき
2025.4.7
詳細を見る小指の先を怪我しただけでも、日常生活の中で小指の存在の大切さに幾度となく気づかされるものである。ましてや足が不自由になれば、生活のクオリティは格段に落ちる。心まで塞ぎ込みそうになる…
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二十一世紀の友に贈る 平和へのメッセージ 深谷松男著
2025.4.5
詳細を見る本書は、著者の教え子を通じて紹介され、手に取ることとなった一冊である。タイトルにある「二十一世紀の友に贈る」という言葉には、どこか温かな響きがあり、親しみを感じて読み進めた。 …
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『神座す山のものがたり』浅田次郎著
2025.4.4
詳細を見る時々、浅田次郎の描く「ちょっと不思議な物語」の世界に入り込みたくなる。特に『神座す山の物語』は、そんな気持ちを強くさせる作品だ。 本書の舞台は、奥多摩の霊山・御嶽山。その頂に…
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捨てることで軽くなる心
2025.3.21
詳細を見る「捨てて心が軽くなる100のこと」は、日ごろのモヤモヤの解決法を見事にまとめた雑誌である。 書店でパラパラとめくっているうちに、その面白さに引き込まれ、つい購入してしまった。 …
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小林カツ代と栗原はるみ(料理研究家とその時代)ー阿古真理著
2024.10.24
詳細を見るこの本は日本の家庭料理に対する二人の料理研究家の深い影響を描きながら、それぞれの時代の背景や個々の生き方が、日本の食文化にどのように反映されたのかを著わした本だ。 ふたりは、異な…