春の九州旅行ー国東半島仏の里・両子寺 富貴寺

国東半島は、神と仏が複雑に絡み合う六郷満山文化と言う独特の仏教文化を発展させた地域である。
開祖と言われる仁聞菩薩は宇佐八幡神の化身と言われているので国東の仏を巡る時は宇佐神宮を起点とするツアーが多く組まれているが私は両子寺を起点とした。
両子寺は六郷満山の総持院として満山を統括する立場にあり、両子寺を中心に放射状に六郷が広がっているので時間的には要領よく回れる。
と、思っていたけれど、菜種梅雨の走りと言われて一日中強く弱く雨に降られて、仏さまにはあまり歓迎されなかったようだ。
両子寺の山門に続く石段の両脇には、江戸後期の作とされる国東半島最大級(総高245cm、像高230cm)の石造の金剛力士(仁王)像が立っている。
山門の前に立った時は思わず感嘆の声が上がった。
それほど、金剛力士の迫力はすごかった。
この山門には10代の頃に来たことがあって、強く印象に残る場所だった。

両子寺の近くには「両子河原座」と言う食事処があるが、何時も満席で予約は出来ない。
「時間がかかると思って来て下さい」と言われていたけど、雨のお陰で空いていた。
美味しい蕎麦と天ぷらで大満足の昼餉だった。


次に向かったのは、富貴寺。
富貴寺に向かう途中、前を材木を積んだトラックが走っていた。
材木があまりに綺麗に積まれているので写真を撮ってしまった。

富貴寺は本堂の改修工事中で見学は出来なかったけれど、いつも写真で見る阿弥陀堂(いわゆる富貴寺大堂)の建物の周りを歩けたのは幸いだった。
富貴寺の阿弥陀堂は平安建築で、宇治平等院鳳凰堂、平泉中尊寺金色堂と並ぶ日本三大阿弥陀堂のひとつに数えられ、現存する九州最古の木造建築物である。
私は、ここ数年の間に日本三大阿弥陀堂を訪問した事になる。ご利益あるのかな?



阿弥陀堂の周囲は椿の花が多く植えられて丁度満開だった。
道路には案山子、ちょっと不思議な雰囲気。

次は棚田百選の田染荘から真木大堂と難所の熊野摩崖仏へ

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