雨の日、お迎えの蛇の目傘

絵にかいたような「菜種梅雨」だ。
昨日も雨、今日も明日も雨マーク。
最近は梅雨らしい梅雨はないけれど菜種梅雨は、律儀にやって来る。
別名「花起こし」と言うとか、天気予報で言っていた。
名前は可愛いけれど、うんざりだ。

雨と言うと思い出すのは童謡の「あめあめふれふれ」である。
母さんが迎えに持って来る「蛇の目傘」を知らない世代が増えているそうだ。
蛇の目傘とは ⇒ ★

今ほど天気予報が発達していない私の子供時代、怪しい雲行きでも、わざと傘を持たずに登校した。
大勢のお母さんが靴箱の前で迎えの傘を持って待っている。
母を見つけるのが、子供心に嬉しかった。
その時は蛇の目だったかどうかは覚えていない。
それは小学生までの事で中学生になると、決して持ってこないように自分で準備をしていた。

最近の子供は急な雨でも、傘を持って来るお母さんはいないのでは?
大抵、お迎えのお母さんの車に、数人で乗り込んで帰ってくる。
背景に歌があるとしたら何だろう?
そして、同級生の顔と一緒に、雨の日の楽しい想い出になって来るだろうか。

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