金沢石田屋ガマダン
金沢に行くとチョットの時間でも寝具店の石田屋さんに寄り道をする。
寝具は好きだけれど、石田屋の寝具は未だ買った事はない。
けれど、寄り道をするのは犀川を借景にした建物が好きという理由があった。
その石田屋さんが、犀川店誕生から10年を経過して、睡眠体験型ショップを5月15日にオープンすると聞いた。
それがガマダンである。
ちょっと風変わりな建物で、グーグルマップで見ていると山際にあるものと思いこんでいたら、金沢のはずれの新興住宅地の中にあった。
この建物は京都の三角屋さんの設計によるもの。
三角屋さんの工房は比良から近い朽木にあるので勝手に親近感を抱いてしまった。
今回は強い個性を持つ石川の作家さん5人が一緒に作り上げると聞いていたので、5月ごろからお尻が落ち着かなかった。
その一人、塗師赤木明登さんはバスタブを作ると聞いていた。
そのバスタブを見てみたいとスタッフに声をかけると、未だ搬入されていなかった。
漆に虫が止まって塗り直しをしているので、少し遅れているのだそうだ。
私の情熱に押されて訳でもないと思うけれど、バスタブの入る前の浴室に案内して下さった。
洗い場の漆は完成している。右側にバスタブが備え付けられると完成。
意外に狭いなと言う感想。
浴室の洗面台は、拭き漆で造られていた。
これにはびっくりした。
漆のお風呂は能登のさか本屋さんで経験しているので、驚かなかったけれど、洗面台の拭き漆、ノミの跡を残す木は圧倒的な存在感だった。
ついでにこちらもどうぞと、案内されたのはパウダースペース
中嶋寿子さんが造った壁面に敷き詰める陶のタイル。
この壁面は少しアールしていますが陶の造る質感が素晴らしく、空気をしっとりと湿らせるようでした。
その他には、金属造形作家 坂井直樹さん 金工作・彫金師 竹俣勇壱さん ガラス 辻 和美さんが係わっています。
寝具の展示場
宿泊用の寝室
その他フレンチスタイルのレストランと花やが併設されている。
レストランのご紹介は又の機会で。
コメント
この記事へのトラックバックはありません。
この記事へのコメントはありません。