変化する琵琶湖

琵琶湖 大津館

今日久しぶりに浜大津まで出かけ、湖岸にクレーンが沢山並び大型マンションが建設されているようすに複雑な思いを重ねた。
琵琶湖の西側はR161が大津から日本海側の敦賀へと通じる道がある。
その道はかなり湖岸に近く走り、鄙びた田舎と疲弊した小都市に似合いの国道であった。
その風景を一変させるような大型マンションがこれ以上近付けないほど湖岸近くに建ち、国道より山際に住む人たちの視界から琵琶湖が消えるかも知れない。
大津に住むと琵琶湖の見える所に住んでみたいという気持ちは当然誰でも持っている。
私もギャラリーを造る時にいわゆる浜付きといわれる土地を探した。
バブルが弾けても浜付きになると、現在の家から4~50分北に行っても現在の家より3倍の土地価格になる。
今開発中の南湖は11月から琵琶湖虫と呼ばれるユスリカが大量に発生する。
私が住みはじめて30年前は浜から遠いわが家の白壁は虫に好まれ、シーツにはべったりと潰れて張り付いていた。
この頃は家の方ではあまり見受けないが、浜に近い家は今でも頭を悩ますらしい。
短い期間だけれど、年に2回ほど大量に発生する。
湖というのは不思議な魅力があり人々を引き付けて止まないが、琵琶湖虫だけはごめんだ。
もっと困るのは人間が乗る水上スキーやモーターボートのエンジン音である。
岸に近づいてはいけない規則はあるが、岸に近づかずに乗り降りは出来ない。
湖畔の生活は夏のエンジン音、冬のユスリカいい事ばかりではない。
滋賀県民として言わせてもらうと、湖岸は家やマンションではなく緑のネックレスで覆って欲しいですね。

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