風と湖 – 少量ずつ丁寧な料理が並ぶ|気持ちもリフレッシュ

近場で美味しいものを食べさせてくれる所をやっと見つけた。
気持ちがのびのびとしてお腹が満足する。
そんなところが近くに在るといいのにと思いつつ「帯に短し、たすきに長し」とケチをつけてここぞと思うところに行き当たらなかった。
金沢の「貴船」までわざわざ出かけて行くのは、近場ではないけれど「気持ちがのびのびしてお腹と目が満足をする」からだった。
けれど、片道200kmを走り続けることは、その内無理になるだろう。
「貴船」に替わるところを探していたら「風と湖」を教えてもらった。
昨年にオープンしていたらしいのに、そして近くをいつも通るのに全く気が付かなかった。

私好みの平屋建て、広々とした駐車場、そして道路を隔てて琵琶湖が目の前。
室内は琵琶湖に面した大きな窓にリネンの白いカーテンがあっさりとかかっていた。
コンクリートの床に木のテーブル、美しい器どれもが料理とぴったり合っている。

お昼のメニューはコース仕立て。

前菜はすぐに供された。どっしりと重い盆に盛られてきた。
期待過剰にならないように気を付けていたけれど、この盛り付けを見たら何故かホッとした。

丁寧に作られた料理は少しづつ盛られているので目が喜び、舌が喜んだ。

椀物の器はあっさりとしていたけれど、蓋を取ればすずめが描かれた漆の椀でちょっと驚かせる仕掛けなのかな。
海老真丈の歯ごたえと味が際立っていた。

メインの料理は野菜、魚、肉の3種類から選ぶ。

外食で肉か魚かと聞かれたら心して「肉」を選ぶようにしている。
家ご飯は魚が多いのだ。肉を食べる人は元気だと最近思っているので「近江牛のしゃぶ」にした。

お鍋で来るのかと思ったら意外にも、器に盛られて少し温かさを残したピンク色のお肉に醤油糀が添えられていた。
醤油糀は少し甘口で、柔らかい肉に絡ませると絶妙、その美味しかった事。初めての味わいだった。

醬油糀も今まで知っているものとは違った。

ご飯は、土鍋で炊かれてテーブルでよそってくれた。

お勧めは玉子かけごはん。
醤油糀をかけて食べる。プリンとした黄身は箸に手応えを残すほどしっかり硬かった。

コーヒーと最中
組み合わせはおかしいけれどデザートはお茶よりコーヒーを選んだらこうなった。

びわ湖の朝を楽しむ人に、朝ごはんは午前7時から頂ける。

次は朝ごはんに来てみたい。
京都の小さなCAFEでご高齢の紳士がカウンターで食事をしているのを見かけたことがある。
若かった私はその姿に憧れた。
ひとりでカウンターで食事が出来るお婆さんになりたいと思うきっかけのワンシーンだった。

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