実生(丸八製茶場)|加賀棒茶と急須にホッコリした
加賀温泉近くの動橋町に茶房 実生(みしょう)はある。
金沢からの帰り道に「実生」でお茶をして疲れを癒してから帰るのが習慣になっている。
私が偏愛する茶房であるけれど、最近は常に満席で気軽に立ち寄れなくなっている。
予約が出来ると知ったのはつい最近の事。
一番最初に出てくる冷たいお茶。この小さい湯呑の可愛い事。
茶托は使い込まれてつるつるしている。毎回、手の中で撫でている。
実は譲ってもらえないかとお願いしたことがある。無理な話であることは聞く前から分かっていた事なものの、どうしても尋ねずにはいられなかった。
今回のオーダーはほうじ茶。
家で使っているお茶と同じなのに、こうも違うかと思うほど香ばしいお茶と季節の栗きんとん。
お代わりのお茶を入れた急須は山下一三さんの作品。
最近山下さんの個展が実生に併設されたギャラリーで開催されていたようだ。実生のイメージを覆す山下一三の急須、実生さんが受け入れたのは頼もしい。
山下一三は九谷焼きの作家さん、20年以上前に好きであれこれ買っている。
久しぶりの再会は嬉しかった。
帰りがけにお茶の売店で今日頂いたお茶を買って帰路についた。
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