知床半島の秋|海から|斜里郡

海から陸から知床半島をくまなく散策出来るのは、今年あたりが体力の限界になるのではないかと少し焦りを感じていた。
NHKで午来さんの番組を観た。

「知床の農家・午来昌さんは「世界のSHIRETOKO」を生んだ立役者。ときに私財を投げ打ち、ときに国に反旗を翻して、ふるさとの森を守り抜いた。やがてその行動は町を挙げた運動に発展していく。信念を支えたのは、開拓の苦労を重ねた母の言葉、そして登山のカリスマの教え。世界自然遺産を生んだ秘話。」

午来昌さんが、守ってくれた知床に体力のある間に行って見るのが目標になった。
自然の力に抗えない北の大地の知床はどんなところだろうか。

知床半島の先端は陸からの道はないので、海からその先端を見るしかない。
先端が見え始めると島影が重なるように国後島の大きな影が見える。海上40kmの距離だという。
ウトロの港からここまで40km 1時間半の距離だ。港に帰るのと同じ時間で国後に行くことが出来る。
そこはロシア領。
何とも歯がゆい。

港を出て少し進むと「ルシャ」という集落がみえる。
そこにはヒグマが出没すると言われて船は岸寄りにゆっくり進んでいった。
ルシャとは、アイヌ語で「浜へ降りる道」という意味。
集落とはいってもサケマス漁の時に基地となる「番屋」に漁師が仮住まいしている。
知床にはいくつかの番屋があるけれど、ほとんどが廃屋になりかけているらしい。
行きも帰りもこの日はヒグマに会えなかった。
ルシャの番屋は青森出身の大瀬市三郎さん(84)で、6月にはNHKの番組でヒグマと共存する感動の物語が放映された。

硫黄山と滝を正面に合わせてシャッターを切ると知床のポスターと同じになると教えられて、シャッターは切ったけれど、なんだかねー。

つづく。

  • このエントリーをはてなブックマークに追加
  • follow us in feedly

関連記事

コメント

  1. この記事へのコメントはありません。

  1. この記事へのトラックバックはありません。

skogBLOG内の記事検索

カテゴリー

過去の記事

旅行関連の情報収集

ブログランキングで旅行関連のブログをご覧いただけます!

ガーデニングの情報収集

ブログランキングでガーデニング関連の情報を収集できます!
ページ上部へ戻る