バリ島の葬儀

お葬式のお供えー2008年

日本人の自殺者がここ数年3万人を超えていると報道されました。
自殺は本人も残された人にも苦しい事です。
バリの人々は良く笑っている。
しかめっ面しい顔はあまり見られません。
ボンさんが言うには身体を使う仕事だから、頭がゴチャゴチャしないのだとか。
それで、この島の人は「引きこもりや自殺者はいないのですか」という質問に、今年のバレンタインの日にその直前の大雨による大洪水が原因かウブド近くの村長さんが過労を理由に自殺されたそうです。
知事宛の遺書に残された家族の面倒を見て欲しいと書かれていたとか。
それは新聞に発表されたそうです。
村長さんは自宅に帰ることなくそのまま埋葬されました。
自殺者は自宅に帰れないのだそうです。
土を汚したという事で土を清める行事が王宮前で日曜日に執り行われました。
道路を封鎖し個人の家の葬儀ではなく、村を上げて土を清めるのは宗教上の理由らしいのですが、神様にお詫びをしないと家に帰れず、焼くことも出来ません。
元々、この島の葬儀は人生最大のイベントなので、魂を天国に送る準備が出来るまで一旦埋葬し、準備が整うまで何年も待っています。
必ず生まれ変わると信じているので、葬儀はどちらかというと祝福の意味もあるのかもしれません。
国や宗教の違いは頭の中の常識を全く違う価値観に変えなければならない事が多々あります。
世界中が仲良くするのは、お互いの信じるものを尊重することでしょう。
世界といわなくても、日本の中、家庭の中、同じですね。

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