どうする日本人

エーデルワイス

「朝まで生テレビ」でもないが「どうする日本人、どうなる日本」と私は危機感を抱いている。
小泉内閣の誕生は「自民党をぶっ壊す」のキャッチフレーズであった。
総理は壊す=再生しなければ日本が変わらないことが誰よりも分かっていたのではないだろうか。
拍手と喝采が総理の行くところに待っていた。
いち時のブームが去り、パホーマンスも飽きて、ぶつぶつと不満の声があがってきた。
私は今回の「郵政民営化」で小泉総理の頑固さを得難く思っている。
田中真紀子外務大臣を早々に更迭した時は、支持率を落とすほどであったが、今になれば正しい判断であったと誰しも気付いていると思う。
初めは遅々として進まなかった構造改革は、道路公団のずさんな事業形態の見直しをきっかけに、加速度的に進みはじめている。
以前、ブログに書いた、琵琶湖の西を走る湖西道路は8月1日に無料化されガラガラの道路は所により渋滞を起こすほどに利用されている。
そのお陰で住民は生活道路のR161を取り戻した。
今週には参議院本会議にかかる予定だった民営化法案は、来週に持ち越され、否決の可能性も高いと予想される。
否決されれば、衆議院は解散総選挙になる。
法案に反対の民主党には好機になり、何処までも与党にいたい公明党は、何処とでも組むと、なり振り構わない発言もあった。
政党はそんな烏合の衆の集まりであったか。
民営化に反対する議員には組織票という、美味しい票田がある。
しかし、無党派といわれる人が動けば、戦後の60年間以上の激変を日本に興せる時である。
日本人は元来変化を好まない。波風を嫌う平和主義は時には、何も知らされず、お人好しを演じているに過ぎない。
選挙になれば自分の生活を守るのは自分でしかないと、組織票に負けない力を示して欲しいと願って止まない。

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コメント

    • f
    • 2005年 8月 05日

    郵政民営化の方向に賛成と言いながら収斂する議論にケチをつける抵抗派勢力。やはり、自民党を一度つぶさない限り本当の改革は出来ない事が分かった。
    小泉はよくやった。これで解散し、反対勢力に鉄柱を落としてやれ。自民が敗北した時、国民の怒りをしみじみと味わえばよい。また、国を憂い、財政を再建することを願っている国民の声を聞くがいい。
    それにしても行政のひどい事。このネズミどもを退治出来ないものか。

    • 2005年 8月 06日

    不思議なことにマスコミは中立議員の動向を執拗に報道しますが、特別会計に群がった保守政治やそれをうまく利用してきた官僚の配分権が民間に移ることに激しく抵抗しているのだというこの問題の本質について、全くというほどコメントしていないのはどうしたことでしょう?
    マスコミには中庸の情報を流布する義務があり国民はことの本質を知る権利があるにもかかわらず、劇場的視点でしか報道がなされない今日の社会体制にも構造改革が必要なのでしょう。
    総選挙ともなれば、またぞろ金権政治家が跋扈し理念も信条もない不敵な面構えの当選挨拶お見せつけられるのでしょうか。

    • skog
    • 2005年 8月 06日

    fさんJさん コメントをありがとうございます。
    自分で書いたブログを読み返して、また新たな怒りが込み上げる昨今です。
    テレビ各局が同じニュースを同じ切り口で報じていますね。
    それでも、小泉内閣になって、政治の話題がお茶の間に長時間入り初めた事は以前に較べれば幾分かの構造改革がなされたのでしょう。
    この国の仕組みが国民レベルで理解出来れば、選挙で国の方向が変わるきっかけになると、私は期待しています。
    選挙権を無駄にしないことが大事ですよねー。

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