定年よこんにちわ

来年から団塊の世代が定年を迎える。
それに向けての企画が目立つ。
膨大な退職金を銀行があの手この手で狙っている。
年率4%の円定期が出来ましたと、某銀行で広告されていた。
よく読むと「年率」といっても特別金利が適用されるのは最初の3ヶ月だけで、その後は継続しても通常の店頭表示金利(0.15%程度)となる。
しかも円定期の預入額には制限があり、投信や外貨預金の設定額と同額までしか購入できない。
組み合わせ対象の投信や外貨預金は元本が保証されず、投信によっては手数料で定期預金金利は相殺されそうだ。
日本のサラリーマンは天引きに慣れてはいるが、税金の行方や定期預金の金利に、いたって疎いのは家人だけではあるまい。
目先の金利につられて、知らない投信に退職金をつぎ込みそうな広告である。
しかも、大銀行であるから頭から信用する。
このリスク説明はきちんと預金者に出来ているのかどうか。
退職金は慎重に。
昨日のテレビで「退職を心待ちしている人たち」のようなことが放映されていた。
そんな人はほんの一握りの恵まれた人ではないかと思うのですがどうでしょうかねえ。
悠々自適が理想のようで、猛烈サラリーマンに悠々自適は何をすることか聞いてみると、案外言葉として憧れているだけなのではと先輩として危惧している。
旅は帰る所があってこそ旅になる。寅さんだって柴又には帰る。
仕事があり、時間が限られる中で旅の時間を作る事が趣味だった我が家は、定年と共に旅の面白さが薄くなったような気がする。
近くの名所に行かないのと同じでいつでも行けるとなると案外につまらない。
来年はサラリーマン生活をほとんど外で過ごして家での過ごし方を知らない人が大量に家に帰ってくる。
なにやら恐ろしいことが始まりそうな予感がするがどうだろうか。

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