旅に学ぶ

本箱が乱雑になると片付け時を感じる。
片付ける積りが、読みふけることもしばしば。
それで本箱は片付かなくて当然といった状態が続く。
旅の資料が何しろ多い。
年々古くなるし、情報はnetで瞬時に入手出来るから捨てる積りである。
が、捨てられない。
次に使う積りはないが、様子も言葉も分からない街角に立って、地図だけを頼りにたどり着いたホテルや親切に教えてくれた人たちの前に広げた地図であればなお更である。
ただし、これは私だけの感傷で家族にとっては迷惑この上ないことも承知している。
自分の足で歩く旅は無駄な時間だらけで、パック旅行ほどに能率が良いわけではないが、その分思い出が多い。
数々のトラブルを潜り抜けて、旅は度胸と知った。
高校で学んだ世界史や地理は切れ切れに思い出す。
少し知っているだけで旅の深さは全く異なる。
受験用であろうとなかろうと、知ることは楽しい。
初めての海外旅行はお決まりの香港だったけど、次からはヨーロッパ個人旅行にした。
今でこそ、世界遺産の旅が流行っているけれど、私が選んだのは教科書で見た風景だった。教科書の風景を現実にみた感動が次の旅を誘ってくる。
自分で歩いた国の位置、歴史は世界地図を広げると昨日のことのように思い出す。
きっかけは高校の授業にあったと今でも思う。

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