大人のシャンソンライブ in skog
比良山の中腹まで黒く重い雲が垂れ込めて、12月が始まった。
私は、重苦しい空模様と裏腹に心ウキウキと比良へ向かった。
大人のシャンソンとわざわざ書いたのは、普段のステージでは歌わない唄を聴きたかったからだ。
何度も聴くとたまには、濃厚なシャンソンを味わいたくなる。
ブラインドを閉めて無理やり夜を室内に作った。
家人が3時間かかったというスポットライトを当てて今回も手作りのコンサート
リハーサルは、きなこも特等席で聴ける。
うん、うん、聞かせるなー涙が出ちゃうよ。
今日も、KUSUYOさんは聴衆を集団催眠にかけてしまった。
お客様は目を瞑り心を集中して聴いてくださる。
時にうなずき、時に目頭を押さえて。
2曲反戦歌を入れた構成「ハノイの私の恋人」「織江の歌」
どれも、時代背景が浮かんで涙腺を刺激する。
KUSUYOさんは歌うほどに声が艶めく。
18曲の最後は「愛の賛歌」
舞鶴で一度聞いて感動したけれど、この曲を聞くたびに私は身構える。
これほど愛を歌い上げられると目のやり場に困るのだ。
最後の最後に艶やかな声で歌い上げられると、目のやり場に困ることを忘れ呆然としてしまった。
全てを歌い終わり、ブラインドを開けると木枯らしの比良山が見えた。
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