庭の断捨離 ‐ 思わぬ早起きからの作業

目覚ましが鳴って、家人の起きる気配がした。
いつもと同じ朝の始まりと思って、起きて行くと家人は庭支度をして水撒きを始めていた。
時計を見ると午前6時だ。
昨日の計画を実行するらしい。
私はその気はなかったのに、時間を勘違いして起きてしまった。
折角起きたので、気になっていた草抜きを始めた。


庭仕事は、始めると次から次にと、仕事は増えるばかり。
剪定も、肥料も枯葉の掃除も。
毎年こぼれ種で芽生える小さな苗を後生大事に置いているので、瞬く間に庭の土部分は無くなる。
勿体ないからと鉢上げもする。
今年の春に遠くの花友さんが私の庭に来てくれて、沢山のアドバイスを残してくれた。
「勿体ないけど庭をきれいに保つためには、球根でも1年草扱いにするといいよ」と言われたことを思い出した。
庭の名人たちはこぞって「引き算の庭」と言う言葉を使う。
う~ん。庭にも断捨離は必要だろう。

花の咲かないショウマの大株、これは抜こう。
霜柱はこれからだけど、背が高くなり過ぎた。
今年は思い切って断捨離メンバーに入ってもらった。
何時かは咲くだろうと大事にして木化してしまった名前も忘れた花たちもある。
それらを抜き去ると、小さくいじけたようなアスチルベの苗が現れた。
アスチルベは大好きで植えるけれど、我が家では育たない。
でも今回も捨てられなかった。

数年前に土壌改良したものの、お隣と接する庭は水はけが悪く、土の表面に未だに苔がはびこる。
その代わり羊歯は大きくなり過ぎる。にしき羊歯は先祖返りしたように青々としている。
夏に買って来たリグラリアは毎年失敗するので鉢植えにしたら1鉢は枯れた。
思う方向の反対に進むのが我が家の庭の性格のようだ。
「また作りかえたらいいさ。」と懲りない家人は一日中鋏とシャベルを持って奮闘していた。


明日は通りに面した庭を手入れすると、早寝をしてしまった。
明日の目覚ましは無視しよう。

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