大根役者
はて、大根役者とはあまりいい意味では使われていなかったと思うけれど、大根に恨みがあるわけではない。
古くなっても当たらないからとか、白いから素人だとか諸説がある。
今朝、畑で取れたての大根を持って友人が現れた。
黒々と土がつき、見事な葉さえついている。
とりあえず、土と葉を洗って洗濯流しの中に入れた。
skogは今、ケーキセットの大盤振る舞い中で福島直子さんが泊まりこんでいる。
「直ちゃん、大根を頂きました」と声をかけて私はすっかり忘れていた。
いつの間にか葉は刻まれベーコンと炒められ、テーブルで話し込んでいると残りのご飯に混ぜてのりをかけて登場した。
取れたての大根葉の青々しさとシャキッとした食感、目にも舌にも美味しさが広がる。
大根は冷蔵庫にあった「ちりめん昆布」と塩で揉まれて浅着けで添えられた。
普段着の美味しいさとは取れたてのこの大根の味である。
聡明な女の手にかかれば大根は千両役者にも成れる。
上の写真は大根は写真に写す前に胃袋へ消えて代わりに表参道のカレー
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