紺屋の白袴

伊関さんのランチより

skogを始めた頃、大層繁盛されているお店のオーナー様がおみえになりました。
暑い季節だったので、汗を拭こうとタオルを出されたのですが、オーナー様が使われるにはとても不似合いなタオルでした。
その不似合いさに私はド肝を抜かれたものでした。
企画展を2年間開催して、この頃そのオーナー様の心が分るようになりました。
以前にも触れていると思いますが、オーナーが気に入ったモノからお客様のモノになっていくのです。
もし、残ったら私が頂こうと思っていてもついつい、お客様優先です。
もしにしても残ってしまうのは本意ではないからです。
そうして、自分のものを後回しにするうちに、気に入ったモノに出会うまで当面使いをしているつもりですが、自分の店のものが自分のモノになる機会なぞないものです。
それは嬉しい事なのですが。
私も間に合わせのタオルで汗を拭くようになれば一人前の店主に成長するのでしょう。

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