春の協奏曲 作家紹介 渡辺 篤(岩谷窯)
湖西の桜が満開になりました。
昨日、今日は海津大崎へ向かう車でR161は大渋滞いです。
skogの隣の桜も満開になりましたが、今年は企画展を1週間先に伸ばしましたのでひっそりと咲いていました。
折角咲いたのに一寸可哀想でした。
今日から多治見の仲間を順番にご紹介していきます。
トップバッターは倉敷からご参加の渡辺 篤さん
プロフィール
1977年 | 岡山県倉敷市生まれ |
1999年 | 名古屋芸術大学 美術学部彫刻科 卒業 |
〃 | 大阪芸術大学非常勤副手勤務 |
2005年 | 多治見市立陶磁器意匠研究所修了 |
〃 | 岩谷窯にて作陶開始 父渡辺節夫に師事 |
2006年 | 陶芸家島田幸一氏に出会い 青瓷の試作を開始 |
ご本人から自己紹介
渡辺さんから自己紹介の楽しいメールが届きました。
私は、倉敷市でも瀬戸内海に面した海岸沿いに住み仕事場もそこにあります。私が育った土地ですが、過疎が進み、子供の同級生は一人しかいません。自動販売機はありますが、動いていないんですよ。
薪の窯を焚くので、こういった環境はむしろ仕事がしやすいように思います。私は、焼きあがったうつわを長く観ていても飽きないものを作りたいです。観るたびに使うたびに発見があるような、変化があるようなうつわです。
なので、土や長石などは購入せず、自分で調達します。そのほうが不均一で表情がでます。備前は焼締めた肌が使うたびにしっとりして来ます。青瓷は貫入が少しづつ増し、表情を変えていきます。そんなところが好きです。
普段は、釣りに行くことばかり考えてます。西空を見たり、気圧図をよんだり、潮を調べたり。。 海の中は表層しか見えませんからイメージが大事と良く思います。
窯焚きも経験からくるイメージが大事と思います。まだまだ経験が浅いので思うように焼く技術はありませんが、窯の中をイメージして窯出しをする。これがとてもワクワクするような期待感があって止められません。
もちろん、作っているときは、美しいカタチ・使い易いカタチを考えてます。
現在、父である岩谷節夫氏に師事して備前焼を、島田幸一氏に師事して青瓷試作を開始しました。
実は青瓷の杯を拝見した時は、老成した気難しい作家さんかと想像していたのですが、普段は魚釣りのことばかり考えている若者だと分かって私がホッとしている次第です。
今回は備前焼と青瓷の作品を出展されます。
コメント
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先日、吹屋の西江邸に行き、渡辺 篤さんの青磁の焼き物を、買いました。とても、品の良い感じだったので、自分の為に、美味しいお酒を飲もうと、思います。岩谷窯について、調べてみました。
明日、また、西江邸に行くので、お会いできますか?
赤木さん
コメントをありがとうございます。
渡辺さんの展覧会はskogでは今年の4月の事でした。
吹屋の西江邸とは又素晴らしいところで作品に出会われたのですね。
きっといつまでも気に入って頂けると思います。