仁谷 文代さんとの出会い|紡ぐ・織る・編む・縫う仕事展
仁谷さんがskogの企画展に参加されたのは2010年「ちょっと贅沢な冬の1枚」が最初だった。
以来、7年間のお付き合いになる。
ギャラリーは作品次第、作品は作家さん次第。
作家さんとの出会いは大事にしてきた。
仁谷さんは鉄作家の山口耕一郎さんにご紹介して頂いた。
鉄とニットの組み合わせは未だに不思議だと思っているけれど、私にはいいご縁を頂けたので幸いしている。
仁谷さんは、手紡ぎした糸を草木染して、それを手編みする作家さんとお聞きしていたので、どんな先生だろうかとお会いする時は緊張した。
恐る恐る展覧会の会場に行ってみると、小柄で色白。
まるで平尾昌晃の「ミヨちゃん」の歌詞の『かわいいミヨちゃん』のようだった。
沢山のお客様でごった返していたので、ちょっと言葉を交わして直ぐに失礼したのが最初の出会い。
全ての工程を一人でされるので、展覧会は2年に一度くらいしか出来ないとお聞きしていたので半分は諦めていた。
ところが、その後仁谷さんはskogまで足を運んでくださって、ゆっくり時間をかけて仁谷さんのニットに関するお話を伺った。
作家さんとは相性もある、私が依頼してもダメな時はダメだし、売り込まれてもskogに合わないとなるとお断りすることも有る。
それがギャラリー店主の辛い所。
幸い、仁谷さんはそれから今日までご協力して頂く強力な作家さんになって下さった。
「チョット贅沢な冬の1枚」の時の作品
大好評で5日間の間に新作はほとんどなくなった。
最初の写真とこの写真は今年の展覧会用の作品。
マフラーと、ブローチ、共に、ポッサム(獣毛の一種)の原毛とメリノをミックスして紡がれた糸で編まれています。
いつも最先端の糸と最高の技術で編んだ作品はファンの心をとらえて離さない。
京都のニッターさんは仁谷さんの名前を知らない方はないだろうと思うほど信頼されている人で、森っぽのメンバーには常に刺激を与え続ける存在である。
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