移植と移殖

今日も気になるタケさんの仕事場、またまたお邪魔虫しました。
昨日のハナミズキのあとにソヨゴを移植するのです。
植えて3年になるソヨゴは既に2階に届くほど成長して根が張っています。
タケさんは一人でこれを数メートルはなれた場所に移植するそうです。
ズーツと見ていたかったのですが、私も多忙なので、あいだ間で覘くだけです。
2回目に行った時は既に移植済みでソヨゴの根元の水鉢にしっかり水を与えていました。
根本に水をやっては木をゆする。

木下の土に水は見る見る吸い込まれ、それを何度も何度も繰り返し最後は根の周りの空間に水が行き届くようにバールのような物を差し込んで根に水を吸わせていました。
フッと幹を見ると麻布が丁寧に巻かれている。
まるで包帯のよう。
タケさんは
木の移植は人間の移殖手術と同じ大手術だからと、それはそれは優しく介護していました。
幹に巻かれた包帯も幹を乾燥させないため手当てらしかった。

お邪魔虫をしながらタケさんの手元を見ているだけで、なんだか晴れ晴れする日でした。

つるバラ ロージカーペット

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コメント

  1. 連日のご紹介ありがとうございます。
    移植にあたって、水をやり樹をゆするという作業は、根に水を吸わせるというよりは、根に隙間なく泥土を密着させるためです。このことで根が乾燥せず土になじみ、根づきやすくなります。
    ところで、タイトルにある「移殖」という用語は「ブラックバスの移殖」などのように「移して殖やす」場合に使われるようですね。
    人間の移植手術も樹と同じように「植」の字を使うのが興味深いです。

    • skog
    • 2009年 5月 30日

    タケさん
    毎日お疲れ様です。
    木をゆするのは泥土を密着させるのですか。
    ありがとうございました。
    木を人間のように優しく手入れするタケさんの仕事をみせていただいて、モノに接する大切さを再認識しました。

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