散歩の途中で-3

きなことの散歩は、そろそろ6ヶ月めに入ろうとしている。
一番寒い時に始めたから、雪の積もった朝もあったけれど、今はどこの庭にも薔薇が咲いている。

それぞれの家庭から丹精した花々が溢れている。

「あら、咲いたとか、散った」とか、他所の家の花々を覗き込んでいる私は「きなこ」がいなければ不審者だろう。
ある日、綺麗な牡丹が咲いているのを見かけた。牡丹か芍薬かと判断しかねている所に家の人が出た来た。
「綺麗な牡丹ですね。芍薬でしたか?」とお尋ねすると、その家の主らしき男性は凄くいい笑顔で「牡丹です。誕生日に咲くようにしてます」と話してくれた。「あら、素敵ですね」それだけの事だったけれど、誕生日に牡丹花を咲かせるなんてロマンチックな話を聴けた。
道端の花も寒い時には想像がつかないくらいのボリュームで咲いて楽しい散歩道になった。
ご近所の方が丹精されているのだろう。

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