初詣‐石山寺

明けましておめでとうございます。
1日はお年賀と誕生日祝いのメールを沢山頂きましてありがとうございました。
滋賀県女性の平均寿命は88.26年で日本2位だとか。それで私も残すところ10年余りかと思います。
10年なんてすぐでした。skogの10年間は矢のように過ぎてその後の時間も8年間が過ぎました。
人生こんなもんと思えば、何ともないのですが。

それで今年は氏神様を素通りして石山寺に初詣
石山寺の前はよく通るけれど参拝した記憶がない。
正月期間は無料参拝できるとの情報を得て行って見ると、それは元旦のみだった。
お陰で駐車場も境内も程よく空いていて、しっかり一巡出来た。

手水で手を清め、続く大階段を登らねば本堂には届かない。
階段の先は「石山寺」の名前を由来する「硅灰岩」の雄大な姿が見える。
この辺りに噴出した花崗岩の熱で石灰岩を変形させて「硅灰岩」となったもので
非常に珍しく「国の天然記念物」に指定されていて、パワースポットとしても有名な場所となっている。
パワースポットの上に見えるのは多宝塔
入場料、一人600円は予想外だったけれど、入山すれば境内は見どころいっぱい。
四季折々の花も咲く花の寺でもあるので四季を通じて来てみたいところになった。






石山寺は紫式部が「源氏物語」を書き始めた場所としても有名。
境内にはゆかりの像がある。
本堂の横の紫の天幕の中には紫式部の人形が安置されている。

本堂を回り込んで上に登ると、日本最古の多宝塔があり、その先には瀬田川から琵琶湖までが見える月見台に達する。
月見台には上がれなかったので遠望が利いたとは言えないけれど、遠くに大きな虹が見えた。

石山寺の全体地図⇒


そこから一番高所にある道を辿ると紫式部の銅像がある。
誰もいないので畏れながら正面に回り込んでみた。


「源氏物語」瀬戸内寂聴を全巻揃えたけれど挫折した。
先日澤田瞳子著「火定」を読んだ。
奈良時代に平城京で猛威を奮ったパンデミックが業火のような迫力ある筆致で描かれています。有効な治療法のない感染症で人々が次々と死んでいく恐怖と絶望の中、生と死について問いかけてくる胸に迫る時代小説です。(直木賞候補 解説より)
その解説に現在の「紫式部」と書かれていたので、式部さんにちょっと興味を持ったのがきっかけで正面のお顔を見たくなった。
火定もは、硬い餅を噛むように嚙み切れない本で、私としては時間のかかる本だった。半分読むと進みやすくなったけれど。
同時に読んだのは 井上荒野著「あちらにいる鬼」瀬戸内寂聴と荒野の父井上光晴 の不倫をもとに書いた小説
あちらを読み、こちらを読みして漸く読了した本の著者が現在の「紫式部」となると式部さんは益々遠い存在だった。
そっと像に手を当てて、優しく読ませてくださいと挨拶をしてきた。

4時前には薄暗くなり本堂の下を通ると提灯に灯が入っていた。


明日からは普通の日。
普通が一番と年々思う。
今年も宜しくお付き合いくださいませ。

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コメント

    • 本間明子
    • 2023年 1月 03日

    また!大失敗をしでかしました
    大変な思い違いから、多大な非常出費
    本当に御免なさい。
    (クソっ!! またやったわね!)との声が聴こえて来ました、
    反省してますので お許しくだされえ

      • skog
      • 2023年 1月 05日

      本間様 新年早々思いがけない出費に恨めしく思いましたが石山寺の境内が空いていたのと、見どころ満載で途中から入山料の事は忘れました。

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