日吉大社の春祭りと鯨幕 – 新知識|大津市

大津市坂本にある日吉大社は、国内に約3800社ある日吉、日枝、山王神社の総本宮である。
日吉大社の春祭りである山王祭は毎年勇壮なことで知られているが、今年は新型コロナウイルス感染拡大防止のために神事だけが行われると広報された。



山王祭は3月第一日曜日に神輿上げが始まり、4月12日の17時に牛尾・三宮両社から二柱の荒魂を東本宮へ担いで下す頃から大勢の観覧者が集まり盛り上がる。

山王祭の頃には参道の桜も満開になるので、12日に大政所(宵宮場)に行って見た。
トップ写真は大政所(宵宮場)の前
すると、そこには黒白の幕が張られていて、人影もない。
「お祭りなのになー」と黒白幕に違和感を覚えた。

翌日の13日は冷たい雨だった。
たまたまこの日も午後1時半頃にここを通った。
写真はその時のもの。
雨の中、函を担いだ数名の神官の行列があった。
左端の大きな木とガードレールがトップ写真の場所になる。
この時間は献茶祭りが大政所(宵宮場)で行われる時間だった。
毎年の華やかなお祭りが一変した。
たまたま通りかかった私以外には見物人すらいなかった。
しかし、黒白幕がやたら似合った。

山王祭の期間は厳しい交通規制があるので、住民はここを通らずに迂回する。
だから40年以上もここに住んでいて知らなかった黒白幕の事。
黒白幕は鯨幕と呼ばれる。鯨の背の黒と腹の白の事。
そして、宮中や神社では、慶事にむしろ鯨幕を使用し、忌事には浅黄幕を用いる。
のだそうだ。
あー恥ずかしい。

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