【みえ得トラベルクーポン】を利用してお得に宿泊|割烹の宿美鈴
「美鈴」を知ったのは「食べログ」を検索している時だった。
「三重 割烹美鈴」で検索すると「日本の三大民宿」とか「旅館の懐石以上の料理」とか書き込まれていてどこを探しても「がっかりした」という書き込みが無い。今までのブロック割利用では食事に重きを置いてなかった。
美味しいものは外で食べるか、コンビニのおにぎりでも全く困らない。
しかし、これほど褒めたたえられると興味が湧く。
写真を見ると、イセエビ、アワビ、ウニと好物が並んでいる。予算的には今まで泊まったホテルレベルより少し背伸びする。
宿泊費は3段階あって、一番高くて二人で48,400円だった。それからブロック割を利用すると38,400円になる。今までのブロック割では考えられない金額だけれど、美味しい食事を外食すれば10,000円はランチでもかかる。
今回は食事メインなので割り切った。
結果的に三重割クーポン4,000円と紀北町クーポン4,000円で、実質30,400円と、かなりのお得感が増した。
お馴染みの「楽天トラベル」で検索すると「空室なし」であったが、このサイトで満室の時は宿に直接連絡して下さいと書いていた。
美鈴は全部で4室の宿だけれど、コロナ禍の今は3室しか使ってなかった。サイトから予約の連絡を入れると、翌朝には予約受付の返信があった。
三重県の「三重割」を使うのには「みえとくトラベルクーポン」を取得した後に予約を入れるので、ひと手間かかる。
どうにか予約が完了して、お腹を空かせて「美鈴」に向かった。
「みえ得トラベルクーポン」三重県内での宿泊・日帰り旅行割引
観光庁から以下の内容で実施すると発表がありました。
実施期間:10月11日(火)~12月下旬
割引率:40%
何時もなら夕食にギリギリ間に合うタイミングまで外遊びをしているけれど、海辺の町の残暑は厳しくチェックインの時間を待ちかねて到着すると、どうやら一番乗りだったらしい。
客室は全て2階なので全室オーシャンビューかと思っていたら海に向かっては間口が狭くなっているらしく1室だけだった。
「お好きな部屋を選んでください」と言われたけれど海の傍に泊まればオーシャンビューがいい。他の部屋は見ずにこの部屋に決めた。トイレ洗面所が共用になっているところが民宿なのかな。
「食事は皆様がそろった18時半から、他の方の到着は17時過ぎなのでお風呂でお寛ぎください」と話すのはこの宿の若旦那。
大きな指でお茶を入れながら「この部屋は国道に面しているので少々うるさいかも」と。ありゃありゃ。今更変更も言い出しにくい。窓を閉めれば二重サッシで気にならなくなった。
大きなお風呂に入って部屋に帰ると、「あれ見てたのー」のタイミングで冷たい水が運ばれてきた。それから18時半までをまったり過ごすいい時間配分だった。時間きっちり部屋の電話が鳴り、お食事会場へ。
一組ずつパーテーションで区切られているので他の宿泊客と顔を合わせることは無かった。
テーブルいっぱいに並べられた海の幸、相当引きで写さないとカメラに入りきらない。皆さんが静かに召し上がっていらっしゃるので、そこは我慢で一品づつ写すことにした。
残念ながら、お品書きが無いので内容は覚えられなかった。
先付けの9種盛り・ガスエビ・タコの柔らかに・トマト・さつまいも・シンコ等々。切り株に載せて野趣あふれる‥と思ったら軽い感触、あれプラスチックだったのか。
モズクに似ているけれどモヅクではないそうだけど、名前を忘れた。モズクより少し歯ごたえがあり、酢の塩梅は絶妙で美味しかった。
鯛とヒラメのお造り、ガスエビの下はヒラメのエンガワ。お造りはポン酢で、ガスエビとエンガワはたまり醤油で。
さあーお待ちかねの伊勢海老の登場。伊勢海老の握り、胡瓜巻、サバの棒寿司と思いきやサバではないそうだ。ぼら?
いづうの鯖寿司のようにきっちり巻かれて切り口の美しさに見惚れた。
伊勢海老の握りは初めて。ねっとりと美味しいけれど、富山の白魚の握りの方が旨味が強かったように思う。
この一皿は寿司好きの私の今日の一番になった。伊勢海老の頭はボイルも出来るらしいけれど、翌朝の味噌汁に回した。
美鈴の呼び物になっている自家製造のカラスミ。添えられた大根に挟んで食べるように勧められた。
ビールの1本も飲むわけで無く、食前酒に出された梅酒が濃くて、フーフー言ってる二人には食指の動かないものだった。
蓋の代わりに葉っぱを載せた器は松茸の代わりのシメジが入っていた。
「しめじが松茸になると土瓶蒸しですかねー、こちらでは松茸が未だなんですよ」と、女将さん。「信州の松茸は今年は豊作でそろそろ終わりがけですね」と私。
香り松茸、味シメジ。美味しゅうございました。
かぼちゃ団子の揚げびたし。葛だしが美味しくカリッと上がった団子との相性抜群。
茄子料理。茄子のミルフィーユの感じ野菜料理は漁師料理とは一線を画して繊細でお洒落。女将さんとお嫁さんの手によるものだろう。
合間にでる野菜料理でお腹の仕切り直しをしつつ完食を目指したけれど、やはり無理だった。魚のしゃぶしゃぶは翌朝に回すことにして、小盛りの新米ごはんで締めにした。
イチジクのコンポートは別腹へ
翌日の朝餉の豪華な事。
昨夜残した魚のしゃぶは抵抗なくお腹に収まった。アワビはしゃぶにするより生で食べたいと、そのまま口に入れると磯の味。
ところが「しゃぶでお試しください」と女将さんのダメ出しがあった。
出汁に入れると1秒で色が変わる。歯ごたえが変わった。私はどちらでも良かった。相手がアワビであれば。
伊勢海老の味噌汁で終了。ご馳走様でした。
またまた一番のチェックアウト。車が見えなくなるまで女将さんと若旦那さんが手を振ってくれた。
割烹の宿 美鈴 | |
住所 | 〒519-3208 三重県北牟婁郡紀北町紀伊長島区三浦297-4 |
TEL | 0597-49-3031 |
アクセス | ・三重よりお車で約1時間 ・JR紀伊長島駅より送迎あり・三野瀬駅より徒歩約5分 ・紀勢道紀伊長島ICよりR42経由で15分 |
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