林真理子講演会@祇園歌舞練場:作家と日大理事長の二重生活を語る
昨日、祇園の歌舞練場で林真理子氏の講演会が開催された。日本公認会計士協会京滋会の発足55周年記念行事の一環として行われたものである。当初、この講演会は昨年に予定されていたが、日本大学アメリカンフットボール部の違法薬物事件の影響で延期されていた。
講演のテーマは「作家の仕事」であったが、聴衆の多くは林氏が務める日大理事長の仕事についても関心を抱いていた。その期待に応えるかのように、林氏は冒頭で日大に関する話題に触れた。
日大理事長としての日々は憂鬱ではないかと思いきや、林氏にとってはむしろ毎日が楽しみだという。
生徒数7万人を超えるマンモス大学では平穏な日はなく、毎日違った事象が発生する。新しい事態が起こるたびにその解決に全力を尽くすことが「快感」だと語った。また、日大では全ての役職にプロフェッショナルを登用し、いかなる事態にも対応できる体制を整えているため、林氏も自信を持って理事長の職務を果たしているとのことである。
現在のミッションは、来年の受験生を減らさないように「受験のお薦め」をすること。
忙しい日々の中でも、今年も短編小説を何とか纏めて出版する予定だという。作家は本を出版しないと収入が激減するためで、新刊の出版から3年後には文庫本にすることで二度美味しい収入を得るなど、作家の収入源の話を交えながら聴衆の興味を引いた。
日大受験や新刊の薦めを巧みに織り交ぜて話を進める林氏の話術は見事であったが、残念ながらマイクの設定が悪かったのか、声が小さく聞き取りにくい部分もあった。
写真と録音が禁止されていたため記録を残せなかったのは残念であるが、講演会会場が「祇園歌舞練場」であったため、最初は「?」と思っていたところ、1部では祇園舞子の舞踊が花を添えてくれた。特に地方さんの唄う声には引き込まれる魅力があり、素晴らしいひとときであった。
林真理子氏の講演会は、作家としての一面と日大理事長としての一面を知る貴重な機会となった。
コメント
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スクーグご夫妻はお元気ですね。
私はこの猛烈な暑さにヘロヘロです。
もう少し体力も気力もあると思っていましたが駄目ですね。
林真理子と言えば思い出すのですが
コロナ前で5年ほど前になりますか
八ヶ岳から玉村ビレッジへ
窓際の席で比較的すいていてゆったり昼食をとっているとき
入ってこられたお客様 アレっ! 思わず「釘付けに」っていうのはまさにこうゆうこと
なんとオーラ―のある人 スーと背筋もピシッと
何といってもオシャレ(*_*;
居心地の良いひとときでした。
レストランの席からはすぐ眼先に{せいようんんじんぼく}が満開でした。
我が家にもあったのですが主人のなんでも植え替えたい 切りたい症候群で
あえなく枯れてしまって残念
その時には孫がお世話になるとは・・・
忘れられないシーンです。
河北洋子様コメントをありがとうございました。林真理子さんとそんな思い出があったのですか。気楽な方のようなのでお話しされると楽しかったかもしれませんね。
八ヶ岳と共にいい思い出になりましたね。