バリ島の若者

スミニャックのLALUCCIOLAに行った日の事

ここのメニューは全て英語だった。
さて何を頂こうかとメニューに首っ引きになっていると、私の後ろから「スパゲティーならこちらが人気ですよ」」と流暢な日本語で語りかけられた。
ふり向くと白い歯を見せて笑っているバリの男性ウエイターだった。
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ウブドのヴィラにボンさんというマネージャーさんがいて今回はドライバーも兼ねて旅行中はほとんど一緒に行動してくれている。
彼の奥様は日本人で滋賀県人。
ボンさんの日本語は関西弁だ。
先のウエイターさんは関東弁がハギレ良い。
ボンさんが言うにはいくら日本語を学んでも実際に日本で使ってきた人にはかなわない。
彼はボンさんが聞いても分かり易い完璧編の日本語だと褒めていた。
イエイエ、ボンさんに言われるまでもなく私の日本語より美しい。
「エ・・?」と驚く私に「私日本で働いていましたから」と話してくれた。
4ヶ月前にバリ島に帰ってきたそうだ。
奥様は日本人で子供は二人。
私にどこから来たのかと聞かれたので琵琶湖のそばと言うと彼は京都に行きたかったけれど叶わなかったと言う。
日本人と同じ報酬を受けていれば東京から京都まで行くのは容易いことではという私の言葉に彼は「子供が二人いたら日本では暮らせなかったんです・日本は大好きでした」という。
すごくやる気満々の若者だった。
バリ島にはボンさんのように日本人以上の日本人ぽい若者や、ウエイターさんのようにキラキラした若者に時々出会う。
日本では飲食関係で働いていて自分の店を持ちたいけれど資本がないと何も出来ないという。
奥様はウブドのホテルでフロントの見習い中。
バリ島の預金利息は7%を超えている、銀行で借りると日本の高利貸し並みの金利なので借金はできないし、貯金をしてからでは歳を取りすぎる。
日本の若者も同じ感覚だろうか。
日本で働く場所がないときに海外まで出かけて働くだろうか。
バリ島は行くたびに子供が多いのに驚かされる。
年金制度がない以上子供の存在は大きいがもうすぐこの国は力を持つだろうと思う。
体を使って働くことを少しも厭わない姿が新鮮だった。
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ウブドのカフェでビートルズのナンバーを歌う若者。
私が行くと五輪真弓の曲を聞かせてくれた。
英語の方がうんと良かった。

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